内容説明
燃えるような赤毛をした依頼人から持ち込まれた奇妙な相談から、ホームズが大きな犯罪計画に気づく「赤毛組合」。早朝にホームズを訪れた女性には、2年前に不可解な死を遂げた姉がいた。密室での犯行方法と結末が衝撃的な「まだらの紐」。『シャーロック・ホームズの冒険』からシリーズを代表する2編を収録。総単語数6,036語。
著者等紹介
ドイル,コナン[ドイル,コナン] [Doyle,Arthur Conan]
1859‐1930。イギリス、エディンバラ生まれ。医大を卒業し診療所を開業するが順調に行かず、仕事の合間に小説を書き始める。最初のホームズ作品『緋色の研究』は話題とならなかったが、『ストランド・マガジン』に連載を始めてから、絶大な人気を得ることとなった。長年にわたって執筆を続けたホームズ作品は40篇以上を数える。推理小説以外にも、歴史小説やSFなどを発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みや
14
原作を知っているとやはり格段に読みやすい。収録作は奇妙で不可思議で、真相を一度知ったら永遠に忘れないほどインパクトが強い2編。改めてコナン・ドイルの凄さを感じた。平易な英語でもホームズの真相披露パートは格好よくて、いつか長編も原書で読んでみたい。『赤毛組合』でホームズが犯人を「ロンドンで4番目に賢い男」と評すが、あと3人はホームズと誰なのだろう?モリアーティ教授?『まだらの紐』で決着後に「自分は彼の死に責任はあるが、悲しいとは言えない」とハッキリ言うホームズから、同じ責任を持つワトソンへの優しさを感じた。2024/07/09
gnu
1
音声で聞いた2025/07/04
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- 凶刃 ハード・サスペンス