アートがわかると世の中が見えてくる

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  • サイズ 46判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794606495
  • NDC分類 704
  • Cコード C0070

目次

はじめに 美術がわかるということは感じることではない
第1章 美術は誰のものか
第2章 作られた日本美術史
第3章 美術を支える科学技術とエリート
第4章 日本文化としてのお茶の話
第5章 美術館が建った理由
第6章 一般人に厳しい美術館・博物館
第7章 美術の見方
おわりに 美術がわかると世界がわかる

著者等紹介

前〓信也[マエザキシンヤ]
京都女子大学家政学部生活造形学科准教授。専門は工芸文化史・文化情報学。ロンドン大学SOAS大学院博士課程修了(PhD in History of Art)。2008年より立命館大学で海外の美術館・博物館に所蔵されている日本工芸品のデジタル化に従事。2015年から現職。日本の文化芸術に関わる講演、執筆、展覧会監修など幅広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モリー

53
美術品と私の間にある深い溝。その溝はなぜ存在するのか。その謎に対する回答を端的に言えば、私が金持ちでも権力者でもないからだ。こんなことを言うと、違和感を覚える人もいるだろう。では、次はどうか。日本の伝統芸術は、世界に誇るべき独特な文化であると私たちは何となく信じているけれど、その伝統文化のほとんどは中国文化のコピーに過ぎない。この物言いもまた反感を持たれそうだ。しかし、この本を読むことで、私には目からウロコが落ちるようにそれが見えてしまった。ただ、読み終える頃には、溝に橋が架けられていることだろう。推薦。2023/12/31

さっちも

16
骨董市にいくと江戸後期や明治期の煎茶道具をみる。ただあまり顧みられることがないが、どういう訳かと思ったら。煎茶イコール中国様式、茶道イコール和式という認識があり。明治期までは中国趣味の日本人が数多く存在したが、中国が植民地として切り取られていく様を見たり聞いたり、日本自体が中国に分け入っていくにつれ憧れの対象では無くなってしまったというオチらしい。煎茶が廃り、茶道がもてはやされ、戦争に負けて茶道イコール和式もださくなり、茶道に付随する書や絵や花器も顧みられることがなくなり、価値が下落しているというm 2024/08/23

なおみ703♪

14
「文化財は、次世代に継承すべき国民の財産」って言うけど、なぜ?と思うし、価値が分かる人はマニアレベルの人にも思うし、後継者がいないのが悩みを様々聞くけれど、同じことを継承するって無理がある…、と思っていたところでこの本。ズバッと切り込んでいて目から鱗。明治維新後、西洋列強に肩を並べるためには固有の文化を示す必要性があったこと、多くはお雇い外国人がその価値を見出してくれたこと、そもそも権力者たちが信者を集めるために、投資のために生まれたこと、戦後の税制改革でお金持ちが手放し美術館に変わった仕組みが分かる。 2021/03/05

茶幸才斎

12
文化芸術の世界をとっつきにくく感じるのは、単に個々人の感性の問題に過ぎないのか。筆者は、「日本固有の文化芸術」なる概念が、明治期になって何故、どのように生まれたか丁寧に解説する。そして、それが今日に至り、アカデミズムの権威主義や当を得ない国の保護政策により、むしろ芸術を理解し投資する人を減少させ、「日本固有の文化芸術」の担い手を経済的疲弊に追い込み、その存続を危うくしている、と主張する。アートの芸術的価値を見る目は養えないが、アートの背後にある歴史的・構造的問題が浮き彫りになり、アートを見る目が変わる本。2021/02/19

kenitirokikuti

11
図書館にて。著者の経歴。ロンドンのSOAS出身。おおざっぱにいうと大英帝国の植民民行政官を育成する大学院である(OASはオリエンタル・アンド・アフリカン・スタディーズ)。そっちの方を本文では説明してくれないので良くないかな▲著者の専門は明治時代の日本の陶磁器で、やはり専門分野での話の方がおもしろい。我々は茶道・茶器ってのは戦国時代から現代まで一貫して格が高かったように思ってるが、それは正しくない。廃仏毀釈のように茶器もいったん没落し、それを明治成金が拾ったのがいまの茶道である。2025/05/23

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