内容説明
「取材」はマスコミ専門職のための技術ではなく、子どもでも大人でも使える「学びの方法」であり、「人と関わるための技術」である。
目次
人に会って話を聴く
「取材」とはなにか?
社会の肌触りを体感する
自分の身のまわりを掘り下げてみよう
自分の「入れ替え可能性」について
相手の怒りから逃げてはいけない
「あたりまえ」のことをする
パターン認識で相手との共通項をさがす
「出会う」プロセスも大切
「場」と「空白」を味方にする
相手の「見た目」は情報のかたまりだ
「反逆する風景」を無視してはいけない
共同体や文化背景からくる「言葉」を読む
マイ目利きをつくる
著者等紹介
藤井誠二[フジイセイジ]
ノンフィクションライター。1965年愛知県生まれ、愛知淑徳大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きゃしー
0
ノンフィクションライターが手がける、大学の「取材学」の授業の実況中継です。ホームレスなどの当事者と話してきた学生、自分のいじめ体験などを掘り下げる学生、バイト先で経験した働き方問題をまとめた学生など、どのレポートも読んでみたくなるものばかり。社会活動家から取材する側に回り、ライフワークとして数々の事件当事者を取材してきた筆者の人生をかけた授業と、書くことで生きていきたい学生との真剣なぶつかり合いが見えてくるようでした。2024/05/16
Teru
0
この取材というスキルはグーグルやWikipediaで調べてコピペとかではなく、生身の人間に会い、人や社会と関わるためのものであって、またマスコミ専門職のためだけでないということ。ネット時代だからこそ、身につけたいコミュニケーションスキルということがわかった。 これは質問力、交渉力にもつながるからこそ、誰もが必要な学びになる。簡単ではないが、情報に振り回されないためにも、真実を見極める力を持ちたい。2020/07/15
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