著者等紹介
ペロー,シャルル[ペロー,シャルル] [Perrault,Charles]
1628‐1703。パリのブルジョア家庭に生まれ、最初は弁護士となるが、法廷に立つことはほとんどなかった。ルイ14世の財務総監コルベールの庇護を受け、国王に仕えるようになり、以後、詩人・童話作家として文筆活動にはいる。各地に伝わる民話を収集してまとめたことで知られる
Terasawa,Miki[TERASAWA,MIKI] [Terasawa,Miki]
米プリンストン大学卒業。ヨーロッパ文化、およびロマンス諸語を専攻する。フランスのInstitut d’´Etudes Fran〓aises d’Avignonで学び、エックス・アン・プロヴァンスにあるFondation Saint‐John Perseで翻訳家として働く。現在は夫と共にカリフォルニアに在住。教育系出版社で編集を務める傍ら、フリーランスの翻訳家として活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ナハチガル
9
たぶんこの程度なら辞書なしでも読める人に向けて書かれた本だとは思うが、まだまったくそのレベルに達していないので、辞書引きまくりでなんとか読了。話の筋はほとんど覚えてないが、一冊読み通したという満足感はあるので有難い反面、「歯を食いしばってもがき苦しんで読む」感がないのでもうひとつ物足りない、というのは贅沢が過ぎるか。司馬遼太郎の小説なんかを読んでいると、昔はもちろんこんな離乳食みたいな?本などはなく、いきなり原書で勉強するのが当たり前で、だからこそ堪能にもなりえたのだと思うと、複雑な心境ではある。A。2018/12/09
さゆき
9
半年以上前にフランス語の勉強にと思って買った本。ペロー童話を短くまとめて簡単なフランス語にリライトしてある。話の筋は原作沿いなので、絵本で知ってる童話とギャップがあって面白かった。赤ずきんの教訓が「若い女性は男に簡単に心(と体)を許しちゃダメ」だというのを知って驚き。残酷な場面も容赦なくて、色んな意味で子ども向けじゃない童話だった。『巻き毛のリケ』は初読だったのだが、この本の中で一番面白かった。2017/02/14