内容説明
名探偵エルキュール・ポアロのもとに、一通の怪文書が届く。「今月21日、アンドーヴァーにご用心。ABC」。そして21日、Aで始まるアンドーヴァーの町で、イニシャルがA.A.の老婦人の他殺体が発見される。現場にはABC鉄道案内が残されていた。小さな町で起きたささいな事件。しかしポアロは予感していた、これは始まりに過ぎないと。そしてB、Cと惨劇は続いていく。「灰色の脳細胞」を誇るポアロと、相棒ヘイスティングズが挑む怪事件!ミステリーの女王アガサ・クリスティーの傑作。
著者等紹介
クリスティー,アガサ[クリスティー,アガサ] [Christie,Agatha]
1890‐1976。イギリス生まれの推理作家。1920年に30歳で作家デビューし85歳で亡くなるまで、長編小説66作、中短編小説156作、戯曲15作などを発表した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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koromo
27
そんなんありかよー!笑 でも流れが面白かったからアリ、なんですよねぇ。すごいなぁアガサ・クリスティー。2016/01/03
kei
17
すっかりご無沙汰だった洋書を手に取るために 力試しの一冊。けっこうさくっと読めました。2020/06/26
ake7🍀 ゆるんだ人からうまくいく
14
1万2千語程度の簡易版なのでほぼあらすじに近かったが楽しめた。しかし7万語を超えるアクロイド殺しの原書を読んだ後だったので、若干物足りなくも感じた。100%理解できた訳ではないのに無いものねだりも良いところである笑。そんな事もあってか否か、ラストでアクロイド殺しほどの衝撃は受けなかった。victim=被害者という単語が何度も出現したので覚えた。2018/05/10
RmB
11
ノンフィクションもラダーシリーズで読みたいです。連続殺人ものは、今では珍しくありませんがアガサ・クリスティーはさすがミステリーの女王だなと思います。携帯もネットも登場しないのは当然ですが、もし現代を舞台にしたらと考えてみるのもおもしろいかもしれないですね。2015/02/24
pino
5
量も少なく内容も面白くさらっと読めた。内容はともかく、言葉が理解できる、ってことがそのままjoyに結びついてる感があるのが不思議。学びの快楽なのか、コミュニケーションツールとして言語に何か秘密があるのか。遅々として英語学習は進まないけど、ただ読むことがjoyなのでよし。2019/11/27