内容説明
南アフリカ共和国政府の人種差別政策への抗議活動により逮捕され、27年間の監獄生活を強いられたネルソン・マンデラ。非常に大きな犠牲を強いられながらも不屈の精神で志をつらぬき、復讐の誘惑に屈することなく過去を許し、南アフリカを平等と平和の道へと導いた彼は「歴史上の巨人」と称された。南アフリカのみならず世界にとって、正義と平等と尊厳を勝ち取るための闘いの象徴となった、1人の男の物語。
目次
1 Country Boy Enters Politics―1918‐1962
2 Prison Life―1962‐1990
3 Father of a New South Africa―1990‐2013
著者等紹介
バーデン,タイラー[バーデン,タイラー] [Burden,Tyler]
1971年、英国ニューキャッスル生まれ。大学卒業後、チェコで英語教師を務める。1996年に来日し高校・大学などで英語を教えている。妻子と東京在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アノニマス
10
27年間投獄されていた間にも様々な行動を起こしていたとはいえ76歳で大統領になって10年間勤めあげたのがすごい。引退してからもAIDS患者のためのチャリティー活動を行うなど後期高齢者とは思えない行動力がある人はとことんあるものなのだなと。とても有名な方なのに自分が今まで知らなかったことが驚き。2024/10/11
RmB
6
人を動かすものは、情熱ということでしょうか。2014/10/28
厩火事
4
ネルソン マンデラに関しては、やたら家族関係についての記述が多かった。彼について学んでいくと南アフリカについて知れてよかった2018/10/31
通行止め
2
獄中で本も新聞も読めず、看守のサンドイッチに包まれていた新聞紙をゴミ箱から漁って何とか情報を得ようとしてた、ていうのにちょっと共感。そりゃ活字が恋しくなりますよね。政府がANCの建物破壊のテロ行為に対する対策を考えてたりとかなり過激な面もある人だとか。やはりガンジーのように非暴力で通すのは難しい。2019/01/27
shinobu
2
読みやすい英語だった。アパルトヘイト時代の南アフリカの状況もよく分かる。偉大な指導者であったマンデラ氏だが、思いのほか長く服役していたのだと初めて知った。2018/05/20