内容説明
生声で聴け!世界を変えたキング牧師のスピーチ。
著者等紹介
山久瀬洋二[ヤマクセヨウジ]
1955年大分県生まれ。日本の大手出版社のニューヨーク駐在員を経て現地で独立。同地に国際出版エージェント会社を設立。2001年に「出版再生」の執筆により、出版学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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miaou_u
4
I Have a Dream!の演説から、公民権運動、独立宣言、苦難の奴隷・移民の歴史、現在のアメリカでの政治、ビジネスにおけるマイノリティ差別を踏まえた上での日本での対応とケース、と流れのある解説が大変わかりやすい。この『流れ』こそが、キング牧師が夢見た世界への流れ。本書第1刷の出版はオバマ政権下の2013年。トランプ大統領は共和党に染まりきっていないとは聞くが、アファーマティブ・アクションに否定的なのは見て取れる。一進一退を続けるキング牧師の夢の闘いは現代の人々の多様性の闘いに委ねられている。2018/06/30
Kou Shingai
0
アメリカで公民権法が成立されるまでの過程をキング牧師のメッセージと共に伝えています。単純な中央集権国家ではなく、州ごとの力が強いアメリカでは公民権法を成立させるには地方から訴えていく地道な活動が必要とされます。それをキング牧師が成し遂げることができた要因の一つには彼に宿る深い倫理観と使命感があったからだと思います。多種多様な文化や人種が入り混じるこの世界でキング牧師のメッセージには時代を超えた意味があると思います。2014/08/26
ちゅう
0
【気になる表現】 The negro is the victim of the unspeakable horrors of police brutality. 黒人は、警察官の残虐行為という言葉ではでは言い尽くせない恐ろしさの犠牲者である。 キング牧師の有名な「I have a dream.」のスピーチから50年以上たった今日でも、悲劇が繰り返されています。2020/09/13