内容説明
アテネで華々しく弁論を繰り広げるソフィストたちの「偽りの知者」の仮面をはぎ取ろうと、ソクラテスは「真の知者」として議論をしかけます。しかし、その行為がソフィストたちを刺激し、ソクラテスの行為は社会不安を煽るものとみなされ、「国家の神々を信じず、青少年を堕落に導いた」として裁判にかけられてしまいます。その裁判での反論の記録が、本書「ソクラテスの弁明」で、偉大なる哲学者/弟子のプラトンが書き記したものです。ともすれば難解と思われがちな内容を、平易な英語で書き直した本書で、ソクラテスの哲学がどのようなものであったのか読み解いてみてください。
目次
Socrates Introduces His Case
The Story of the God of Delphi
Socrates Questions Meletus
Why Good Men Do Not Run from Death
A Gift from God
Socrates Refuses to Beg for Mercy
Socrates Suggests a Different Sentence
The Death Sentence
One Last Talk with Friends
著者等紹介
プラトン[プラトン] [Plato]
紀元前427年‐紀元前347年。アテナイ生まれ。古代ギリシアの哲学者。ソクラテスの弟子として、裁判記録を著したのが「ソクラテスの弁明」。西洋最大の哲学者の一人とも言われるアリストテレスの師である。ソクラテスの「知」に対する考えをもとにイデア論を生み出した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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