内容説明
2歳になっても言葉を発さず、10歳になるまでしゃべるのが不得意だっというアルベルト・アインシュタイン。他の子供たちと遊ぶより、独りで考えたり、空想したりすることを好む少年は、父からもらったコンパスの針が、いつでも北を指すのを見たときに、自然界に興味を覚えたという。そのアインシュタインが20世紀以降すべての人の宇宙観をも変えてしまうほどの理論を見いだすとは誰が予想できただろうか。
著者等紹介
ロナルドソン,ジェイク[ロナルドソン,ジェイク][Ronaldson,Jake]
カナダ、オンタリオ州生まれ。2000年に来日し、現在は妻、子供と東京に在住。フリーライターとして、音楽・映画雑誌などへの記事の寄稿、翻訳などを多数手がける。執筆活動のほかに、日本人に英語を教えるクラスなどもひらいている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マエダ
67
洋書への道2016/05/30
寅三奈
24
考えて考え抜くこと、思い描いた未来を常に求め続けること。アインシュタインは最期まで"続ける"ことを大切にしていた。死期が近づても、メガネとペンと書きかけた方程式を肌身離さず持ち歩こうとする姿はものすごく彼らしい。2019/01/09
TSUBASA
16
英語勉強。相対性理論で有名なアインシュタインの伝記。文法自体非常に簡易だし、昔日本語の伝記は読んでたので難なく読めた。一般相対性理論は大学時代かじったけどテンソル計算で吐きそうになって挫折したっけなぁ。それにしても20世紀初頭の物理学の進歩ってなんか異次元な感じするわ。2021/07/18
テトロ
15
アインシュタインの生涯をシンプルに描いた作品。使用されている英語は中学生レベル。日本語でも伝記を読んだことがなかったので興味深く楽しむことができた。今年は宇宙、物理に絡む本を読んでみようかな。2019/01/03
Prince of Scotch
14
とりあえず通読する。17世紀以来、近代物理学の常識であった「ニュートン力学」を再定義し、20世紀における量子物理学の地平を拓いたのがアインシュタインであると解釈する。E=MC2というエネルギーの方程式は、主に原子爆弾の開発と原子力発電に応用され、特殊相対性理論と一般相対性理論とは天文学には不可欠の学説となっている点でアインシュタインが20世紀を代表する物理学者であることに異論なかろう。要再読、より詳しく体系的に本書の内容を把握したく考える。2020/07/25