内容説明
「わたしは、くちなしの花がとても好きです。庭に挿し木した木に、白い小さな花がつぎつぎと咲き、わたしの心をなごませてくれます。この花が咲き終わると、暑い暑い夏。原爆記念日がやってきます。一九四五年八月六日、わたしが広島の女学校に入学した年です。昭和二十年七月のある日、わたしの家の近くの山中に、アメリカのB二十九が墜落、…」わたしが真実を封じこめた、あのできごとがおきた日です。
著者等紹介
児玉辰春[コダマタツハル]
1928年、広島県大竹市に生まれる。中学校の教員を退職後、創作活動を始める。2001年に「新世紀に戦争を語り継ぐ会」を発足。原爆や戦争を通じて平和を訴える作品を書き続けている
長沢靖[ナガサワヤスシ]
1958年、広島県広島市に生まれる。中学で技術科を教えながら、独学で油絵やペン画を描いている。戦後生まれであるが被爆二世であり、戦争を語る作品に多く携わる
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感想・レビュー
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