内容説明
本書は隔離療養所で人生の大半を過ごし、戦後の困難な患者運動の中で活動してきた患者がつづる、日本におけるハンセン病(らい)患者やその家族がおかれた実態―もう一つの日本史。全国の療養所の全て、ハンセン病(らい)患者「救済」・治療等に関わった人々、そして、療養所の中で何を思い、暮らしてきたのかなど、意図的に隠蔽されてきた真実をここにまとめた。資料としても読み物としてもこれ以上の力作は類を見ない。
目次
第1部 らいからの解放―その受難と闘い(放浪時代;飼育の檻;つれづれの友;谷間の季節;プロミン前後;人間復帰;歴史に生きる;終わりのはじまり)
第2部 考証「見張所勤務日誌」―大正拾参年の巻
第3部 無菌地帯