内容説明
分断された社会をつなぐスポーツによる援助とは?半世紀にわたる紛争のなか「国民結束の日」とオリンピック出場はどう成し遂げられたのか。
目次
序章
第1章 南スーダンと紛争
第2章 平和構築支援とスポーツ―なぜ南スーダンでスポーツを通じた平和構築なのか
第3章 「国民結束の日」―その準備と大会内容
第4章 「国民結束の日」の効果―参加選手たちへの影響
第5章 「国民結束の日」のジュバ市民への効果
第6章 国外退避、リオ・オリンピックと東京オリンピック
最終章
著者等紹介
古川光明[フルカワミツアキ]
大学時代、米国への留学中、途上国の友人と接するなかで、開発援助に関心を持つ。1987年法政大学経済学部卒業後、民間を通じた技術協力を目指し、清水建設株式会社に就職。その後、1989年国際協力事業団(JICA)入所。社会開発調査部、国際緊急援助隊事務局、企画部、長期研修、タンザニア事務所次長、外務省経済協力局援助協調ユニット長、無償資金協力部計画課長代理、総務部総合調整チーム長、英国事務所長、JICA研究所上席研究員、JICA南スーダン事務所長を経て安全管理部長を務める。2019年4月から静岡県立大学国際関係学部教授。2014年一橋大学より博士号(社会学)。古川光明(2014)『国際援助システムとアフリカポスト冷戦期「貧困削減レジーム」を考える』日本評論社にて、2014年度・第19回「国際開発研究 大来賞」受賞。その他論文多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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