マクロ経済分析 - ケインズの経済学 (第4版)

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マクロ経済分析 - ケインズの経済学 (第4版)

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  • サイズ B5判/ページ数 165p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784794432582
  • NDC分類 331.19
  • Cコード C3033

出版社内容情報

「よりやさしく、より深く」

を追い求める本書を、次のような方々にお勧めします。

1 はじめて経済学を学ぶ大学生、経済学に興味がある高校生
非経済学部の大学1年生に読んでいただいているのですが、学期はじめに「経済の動きを知っておくべきなのは分かるけど、難しいので経済ニュースを避けている」と言っていた人から、学期末に「授業で聞いたことが出てくるので、積極的にニュースを見るようになった」との感想をいただいています。GDP、失業、物価、景気、金融政策などの経済用語をやさしく説明する本書が学びの第一歩となれば幸いです。高校の学びとの段差が小さくなるよう配慮しておりますので、政治経済を学んで面白いと感じた高校生にも最適です。

2 ケインズについて知りたい人
「マクロ経済学の父」と言われるケインズは、大英帝国の絶頂期から2度の世界大戦、そして戦後の平和構築へという激動の時代を生きました。金本位制と管理通貨制度、ハイパーインフレとデフレ、好況と大恐慌、新興国と成熟国、豊かさと低成長、自由貿易とブロック経済、戦争と平和など、激しく揺れ動く経済社会を目の当たりにしたケインズはどのようにマクロ経済学を練り上げたのでしょうか。本書は『ケインズ全集』30巻から聞こえてくるケインズの息遣いを読者のみなさんに届けることを目標にしています。現代とシンクロするところが多い、ケインズが生きた時代を追体験したい人におすすめします。

3 政策担当者の方々
2012年初版の『マクロ経済入門』から版を重ね、タイトルを『マクロ経済分析』に改め、これが都合6版目となります。10年以上定点観測してきましたが、日本経済はじりじりと厳しさを増しています。政治家、官僚、日本銀行職員に日本の未来を案ずるしんがりがまだ残っているのであれば、大英帝国を最後まで支えたケインズの背中を見て何かを感じ取ることでしょう。筆者ではなく、ケインズの言葉として聞いていただければと思います。

4 一般の方々
生活苦に堪え兼ね、現状認識の段階から心許ない政策担当者に声を上げる人が増えています。これは自然なことです。ただ、経済の成り立ちとあまりにかけ離れた主張からは距離を置くべきです。もしかすると現実は、私たちが考えるより、経済学のモデルが想定するより、はるかに複雑なのかもしれません。本書を現実との距離を測る物差しにしていただければ幸いです。政党におかれても、空手形を乱発するのは控えていただきたいです。行き過ぎた希望は、必ずや大きな反動となって跳ね返ってきます。本書を実現可能な政策の範囲を推し量る一助としていただければと思います。

* * *

ここ数か月、世界経済は揺れています。現実に対して「なぜ理論通りにいかないのだ」と嘆いても詮ないです。「経済学のいろはもわかっていない」と憤っても虚しいです。繰り言を止め、現実と格闘した本物の経済学者から学ぶべきだと思います。どうも最近の経済学は浮世離れしていていざというとき頼りになりません。

好況期に「ケインズは死んだ」と意識高く宣言しても、誰も耳を貸しません。好況期に経済学は不要だからです。人々が経済学者に耳を傾けるのは不況期、なんらか困ったことが経済に起きたときです。そういう意味では、ケインズの経済学さえ学んでおけば大体大丈夫です。これは、もう随分長く経済学者として働き、『一般理論』を全訳し、『ケインズ全集』を読み込んできた筆者の中間的な結論です。

経済統計の詳細については『マクロ経済の統計 ―GDPのその先へ―』、お金のしくみについては『ファイナンス ―資金の流れから経済を読み解く―』、投資については『株式投資 ―理論と実際―』、ミクロ経済については『ミクロ経済分析 ―利益と共感の社会哲学―』、という姉妹書をご覧ください。

【目次】
第1部 日本国の経済
1 マネーの歴史
2 現代のマネー
3 GDP
4 就業と失業

第2部 ケインズの理論
5 ケインズが生きた時代
6 モノの経済1:最終消費支出
7 モノの経済2:総資本形成
8 マネーの経済
9 失業の原因
10 政策の効果

第3部 ケインズの議論
11 物価と雇用
12 好況と不況
13 ケインズ革命

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