内容説明
本書は、2002年4月に久留米大学経済学部に文化経済学科が、全国ではじめて開設されたことを記念して開催された「グリーンツーリズムと文化経済」講演会、研究会、シンポジウムを基にして作成されました。文化経済学の視点を概観し、そのうえで「グリーンツーリズム」の諸側面と今後の方向性を分析し、この作業を通じてわが国では比較的新しい学問である文化経済学とは何かを考える材料を提供しようという試みです。
目次
第1部 文化経済学を解く(グリーンツーリズムと文化経済学の方法;知識基盤社会と文化産業 ほか)
第2部 グリーンツーリズムを解く(グリーンツーリズムと地域通貨―国際地域通貨「グリーン・マネー」の提案;人口誘引ポテンシャルからみたグリーンツーリズムと地域景観 ほか)
第3部 グリーンツーリズムが解く地域の文化(食農教育で農都両棲の地域づくり―女性と高齢者が輝く飯田市の都市農村交流事業;福岡県久留米市の地域資源:クルメツツジ ほか)
第4部 文化経済学とグリーンツーリズムを結ぶ(イギリスから学ぶグリーンツーリズムの思想;グリーンツーリズムと地域活性化のまちづくり ほか)
付録 久留米大学経済学部・文化経済学科開設記念シンポジウム「グリーンツーリズムと文化経済学」
著者等紹介
駄田井正[ダタイタダシ]
1944年、大阪府生まれ。大阪府立大学大学院経済学研究科博士課程修了、久留米大学商学部講師、助教授、教授を経て、久留米大学経済学部教授、博士(経済学)。1998年から2002年まで経済学部長、現在、大学院比較文化研究科長
西川芳昭[ニシカワヨシアキ]
1960年、奈良県生まれ。京都大学農学部農林生物学科卒業、連合王国バーミンガム大学大学院公共政策研究科開発行政専攻修了。国際協力事業団、農林水産省、長崎ウエスレヤン短期大学を経て、久留米大学経済学部助教授。博士(農学)
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感想・レビュー
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- 和書
- イデアと物のあはれ