内容説明
日本の企業財務はなぜ変化するのか。株式持ち合い、メインバンクといった日本的な財務の機能・重要性の変化を考察することが、近年の企業財務の変容を本質的に理解する上で重要なのではないか。本書は、著者が上述の問題意識の下で取り組んできた研究をまとめたものである。特徴は、株式持ち合い、メインバンクの機能を整理するとともに、近年の企業財務の変容について考察するためのフレームワークを提示していることである。既に逸話的な形で主張されている内容についても企業財務データを用いてさまざまな角度から実証分析を行い、可能な限り多様な議論を整理した。
目次
企業財務環境・財務行動と株式持ち合い、メインバンク
負債利用による財務問題
メインバンクのモニタリング、再交渉調停機能
メインバンク関係と企業評価―株式市場におけるリスク評価を中心に
負債、メインバンク融資と設備投資
バブル期におけるメインバンク関係と財テク・土地テク投資
株式持ち合い、メインバンクのリスク・シェアリング機能
効率的経営破綻処理としての金融支援
メインバンク関係と日本企業の経営効率性
負債、株式持ち合い、メインバンク関係と会計政策
負債利用による財務問題とストック・オプション
企業財務の基礎
著者等紹介
内田交謹[ウチダコウナリ]
1970年福岡県生まれ。1998年九州大学大学院経済学研究科博士課程修了。1998年北九州大学経済学部専任講師。2001年北九州市立大学経済学部助教授。博士(経済学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- にんじん