内容説明
本書の基本的な目的は、将来を見据えながら現代の経営管理(マネジメント)について体系的に学ぶことにある。経営管理の本質を見極めようとほぼ1世紀余りにわたって、世界の経営学者や実務家が真摯に探求を続けてきた。当然、本書もこうして蓄積された経営管理論の研究成果に依拠することになる。本書の最大の特徴は、「価値創造の経営管理論」というタイトルに示されている。著者は、企業の最終目的を利益追求ないし利益最大化とは考えない立場をとる。貨幣で測定できない非経済的価値にも目を向ける必要があると考える。経済学とは異なる独立した学問として、経営学が成立すると著者は考えている。
目次
第1章 経営管理と経営管理者
第2章 経営学と経営管理論
第3章 経営管理と経営管理学説
第4章 近代経営管理論の生成―バーナードの組織と管理の理論
第5章 経営組織論
第6章 戦略的経営管理論
第7章 価値創造の経営管理論