内容説明
近時コーポレートガバナンスが論ぜられ、企業を見る眼も株主の立場に立った経営が行なわれているかが厳しく問われる時代となっている。そこに於ける企業評価の尺度も、自らそうした効率を示す指標に重点が置かれることとなってきている。本書は、そうした企業評価をメインテーマとしており、最近の動向を取り入れて改訂したもの。企業評価を、企業が優良企業であるか否かを判断する手法を企業の「相対的評価法」として分類し第1部で論じ、第2部では、企業の価値評価を金額として測定する手法を、「個別的評価法」として取り上げる。
目次
第1部 財務分析と企業の相対的評価法(財務分析の基礎;収益性の分析;流動性の分析;成長性の分析;企業の総合評価)
第2部 企業財務の個別的評価法(投資の評価;企業価値の評価法;資本市場の株式評価法;M&Aの株式評価;その他の局面における株式評価)
著者等紹介
田中恒夫[タナカツネオ]
中央大学大学院商学研究科修士課程修了。現在中央学院大学教授、公認会計士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。