内容説明
本書は著者が大学で行っている原価計算論の講義を中心に、学内の研究紀要などに発表した原稿をまとめたものです。原価計算論には計算技術を学ぶという側面とその計算技術がよって立つ理論的な側面を学ぶという二つの面があります。改訂版にあたってはこの両面に配慮し、直接原価計算では全部原価計算との比較部分についてより詳細に分析すべく見直しをし、利益計算との関係では、棚卸資産評価方法と利益算定という項目を新たに書き加えました。
目次
原価計算の基礎
原価概念
原価計算と期間損益計算
原価の分類
材料費、労務費、経費の計算
原価の部門別計算
個別原価計算
総合原価計算
標準原価計算
直接原価計算
関連原価分析と意思決定
設備投資の原価計算
プロセス原価計算
著者等紹介
〓日出郎[ツルヒデロウ]
1950年10月北海道士別市にて生まれる。1974年明治大学商学部商学科卒業、1976年明治大学大学院商学研究科修士課程修了、1980年明治大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得満期退学、同年、札幌大学経営学部専任講師、1983年同助教授を経て、1988年札幌大学経営学部教授(現在に至る)、1990‐91年ボッフム・ルール大学(ドイツ・ボッフム市)経済学部応用経営経済学講座(主任教授、Prof.,Dr.Dieter Schneider)に留学
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