内容説明
本書では、会計処理に関する業務フローを意識して体系化を図り、その対象とする範囲についても検定試験で出題される商業簿記2・3級程度の内容をカバーした。情報化社会における簿記会計教育に関する問題意識から内容を整理している。増補改訂にあたって、金融商品会計基準における有価証券の時価評価に関する部分と、デリバティブ取引の簿記処理に関する部分を新会計基準に即しながら補足・追加し、応用領域としてリース取引と外貨建取引の簿記処理に関する説明を、新たな章を設けて整理した。
目次
会計と情報処理
企業簿記システムの基礎
企業活動と簿記の諸概念
会計データ処理のメカニズム
資本運用に関する処理と記帳
商品仕入・販売取引の処理と記帳
特殊商品売買取引の処理と記帳
営業費取引の処理と記帳
債権・債務の処理と記帳
固定資産取引の処理と記帳
資本調達に関する処理と記帳
決算と会計報告書の作成
帳簿組織
本支店会計システムの処理と記帳
連結会計システムの処理と記帳
リースシステムの処理と記帳
外貨換算会計システムの処理と記帳
著者等紹介
倍和博[バイカズヒロ]
独協大学大学院経済学研究科修了。東海大学短期大学部を経て、現在、麗沢大学国際経済学部専任講師。主に、情報会計論、会計情報システム論の研究に従事している。オフィス・オートメーション学会、日本管理会計学会、日本簿記学会、経営情報学会、日本経営システム学会、日本経営分析学会、情報文化学会、教育システム情報学会、各会員。主要著書に『会計情報処理で学ぶ Excel VBAプログラミング』(単著、日刊工業新聞社)、『コンピュータ会計用語辞典』『情報経営の基礎』(編著、日刊工業新聞社)、『会計情報分析の形成と展開』(共著、同友館)、『ERPで会社を変える』(共著、日刊工業新聞社)、『現代簿記テキスト』『現代簿記演習』(共著、同文舘出版)、『現代企業の経営分析』(共著、中央経済社)など
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