内容説明
情報技術の発展は、企業活動から個人の生活にいたるまで、社会全般に多くの影響を与え、かつ急速に浸透してきている。大学教育の場においてもその影響の1つとして、専門領域に対する情報技術の影響をどのように取り入れ、専門教育と情報技術とをどのように融合していくかという課題が提起されている。会計においては、「コンピュータ会計」あるいは「会計情報システム論」といった科目に代表される領域が主としてその課題に取り組んでいるものといえる。本書は、そのような位置づけにある会計科目のテキストとして執筆したものであり、とりわけコンピュータ実習を伴う会計教育を前提とした内容が展開されている。
目次
第1章 企業活動と会計情報システム
第2章 取引処理システムの基本構造
第3章 会計情報システムの体系
第4章 総勘定元帳システムのモデル―表計算ソフトを活用して
第5章 取引処理システムの構築―パッケージ・ソフトを活用して
第6章 取引処理システムの拡張展開―会計パッケージ・ソフトを利用して
第7章 統合会計情報システム構築にむけて―データベース・システム環境を想定して
第8章 情報技術の進展と会計情報システム