内容説明
マルチメディア時代を生き抜くメディア関係者必携の本。視聴率神話の崩壊。これまで視聴率だけが価値判断基準だったテレビ番組。本書は視聴率に加えWTPの概念とCBAを駆使した、マルチメディア時代に送るわが国初めてのテレビメディアの経済理論書である。
目次
第1部 経済学は、放送の諸問題をどう扱うことができるのか―放送の経済学的研究の展開(放送分野の環境変化と研究動向;経済学的アプローチの進展要因;放送メディアの経済的特質分析;放送の自由市場経済論とその批判;公共放送と商業放送の他の評価基準 ほか)
第2部 視聴者はテレビから、負担を上廻る効用を得ているか―放送の費用便益分析(Cost‐Benefit Analysis‐CBA)(放送のコスト・ベネフィット分析について;イギリスほかの研究;わが国における研究;ニューメディアの社会的効用評価への接近;放送WTPの特質とNHK・民放の相互関係評価)