出版社内容情報
ユーラシアステップ地帯の4500年にわたる抗争と融和の歴史
遊牧民族が近現代世界の基盤を創り上げた壮大な物語をダイナミックに描く!
本書は中央アジアという限られた地域の歴史ではない。従来の四大文明以降の諸文明を中心とした視点ではなく、広大なユーラシアステップに繰り広げられた遊牧民族たちが、どのようにして世界の歴史を動かし、築きあげてきたかを概観するものである。
紀元前、馬を家畜化し広大な草原を駆けめぐった遊牧民族は、定住型の都市文明と対立しながら交流を深めて発展していった。その発展を支えたのが東西交易路シルクロードの興隆であり、地球に生まれた初のグローバル経済だった。
東の中華帝国、西のローマ帝国との狭間で、遊牧民族は抗争を繰り返しながらしだいに帝国を形成していった。5世紀半ばにはフン族の征服王アッティラが出現。アッティラは、無敵の騎馬軍団を率いてローマ世界に押し寄せる。
<目次より>
第1章 ユーラシアステップ地帯に住む人々
第2章 ユーラシアステップ地帯で生き抜く
第3章 スキタイ人とペルシャ帝国ダレイオス大王
第4章 「穢れた民族」を封じこめたアレクサンドロス大王の伝説
第5章 匈奴の冒頓単于と万里の長城
第6章 匈奴と漢の長い戦争
第7章 クシャーナ朝の仏教庇護とシルクロードの興隆
第9章 匈奴後裔の中華帝国、北魏
第10章 イランの白いフン、エフタル
第11章 ローマ世界とゲルマン民族を翻弄するフン族
第12章 神の災い、アッティラ
第13章 東ローマ帝国に押し寄せるテュルク系遊牧民の波
【目次】
プロローグ ローマに向かって進軍するアッティラ
アッティラの野望と挫折/蛮族の征服者たち
第1章 ユーラシアステップ地帯に住む人々
タリム・ミイラの発見/インド・ヨーロッパ語族の起源/インド・ヨーロッパ語を話す遊牧民たち/ステップ地帯が巨大な回廊に
第2章 ユーラシアステップ地帯で生き抜く
シルクロード交易が遊牧民の生活を変えた/無窮の蒼天と無限に続く草原/戦闘に革命を起こした遊牧民
第3章 スキタイ人とペルシャ帝国ダレイオス大王
ペルシャ大王キュロスとダレイオスの敗北/遊牧民スキタイ人の埋葬の儀式/第二スキタイ人のサルマティア人とローマ帝国の同盟関係
第4章 「穢れた民族」を封じこめたアレクサンドロス大王の伝説
アレクサンドロスの罠/地球に生まれた初のグローバル経済/死後一五○○年にわたるアレクサンドロスの伝説
第5章 匈奴の冒頓単于と万里の長城
始皇帝が着手した万里の長城の建設/ステップ地帯を統一した冒頓単于/漢と匈奴が結んだ和親条約
第6章 匈奴と漢の長い戦争
汗血馬をめぐる武帝の天馬戦争/国家社会主義を初めて提唱した皇帝王莽/ローマ帝国に向かった漢王朝の使者
第7章 クシャーナ朝の仏教庇護とシルクロードの興隆
仏教を世界宗教へと転換させたカニシカ一世/シルクロード交易の税収で繁栄したクシャーナ朝
第8章 パルティアとローマの戦争は中東地政学の外形を作った
パルティア王国を官僚制帝国に構築したミトリダテス二世/最強のトラヤヌス帝/ローマの中東侵攻に対抗したパルティア人
第9章 匈奴後裔の中華帝国、北魏
仏教を保護した北魏の文成帝/動乱の三国時代と五胡十六国時代/遊牧民起源を持つ北魏と柔然可汗の戦い/遊牧民族と漢民族のバランスを取った北魏の統治
第10章 イランの白いフン、エフタル
エフタルの捕虜となったペルシャのシャーの身代金/敵から同盟へと立場変更を繰り返すエフタル/サーサーン朝は一〇〇年間エフタルの脅威にさらされた/ペルシャとテュルク(突厥)が協同してエフタル帝国を打倒
第11章 ローマ世界とゲルマン民族を翻弄するフン族
騎馬民族フン族の襲来/フン族の侵入を阻むコンスタンティノープルの城壁/フン族の巨大な連合体
第12章 神の災い、アッティラ
東ローマ帝国を蹂躙するフン族の王者/アッティラと西ローマ帝国軍の死闘/ローマ世界の運命を決めたアッティラ
第13章 東ローマ帝国に押し寄せるテュルク系遊牧民の波
コンスタンティノープルを包囲したアヴァール族/新たな強国カリフ国/ユダヤ教に改宗したハザールのカガン/ビザンティン帝国の歴代皇帝の外交術
内容説明
彼らは恐るべき征服者であり統治者であり、調停者でもあった。宗教が寛容に共存し、商人が東西を自在に往来し、文化が国境を越えて融合した「大草原の世界帝国」。それはまさしくグローバル経済の原型だった。
目次
プロローグ ローマに向かって進軍するアッティラ
第1章 ユーラシアステップ地帯に住む人々
第2章 ユーラシアステップ地帯で生き抜く
第3章 スキタイ人とペルシャ帝国ダレイオス大王
第4章 「穢れた民族」を封じこめたアレクサンドロス大王の伝説
第5章 匈奴の冒頓単于と万里の長城
第6章 匈奴と漢の長い戦争
第7章 クシャーナ朝の仏教庇護とシルクロードの興隆
第8章 パルティアとローマの戦争は中東地政学の外形を作った
第9章 匈奴後裔の中華帝国、北魏
第10章 イランの白いフン、エフタル
第11章 ローマ世界とゲルマン民族を翻弄するフン族
第12章 神の災い、アッティラ
第13章 東ローマ帝国に押し寄せるテュルク系遊牧民の波
著者等紹介
ハール,ケネス・W.[ハール,ケネスW.] [Harl,Kenneth W.]
ニューオーリンズ、テュレーン大学名誉教授。専攻は古代史およびビザンティン史。とくにステップ地帯の文明、ローマ史、貨幣学の世界的権威であり、ギリシャ、ローマ、ビザンティン、ヴァイキング文化に関する著作多数あり
水野克彦[ミズノカツヒコ]
1957年生まれ。東京都出身。1981年、東京大学文学部西洋史学専修課程卒業。同年現・パナソニック株式会社入社。2017年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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