出版社内容情報
健康寿命をのばす最強の習慣は筋トレです!
平均寿命と健康寿命の差を縮めて、いかに長く自立した生活を続けるか――。
本書は、その鍵を「筋肉=生活筋力」に見出した実践的な指南書です。
加齢にともなう筋力低下やフレイル(虚弱)、ロコモ(運動器症候群)、
サルコペニア(筋肉減少症)などが健康寿命を縮めることをわかりやすく説明しつつ、
筋力維持の重要性を豊富なエビデンスと実体験を交えて解説しています。
筋トレをはじめるのは、「何歳からでも遅くない」と励まされる内容です。
? 科学的な根拠が満載!
・「足腰年齢」や「体力年齢」を具体的に評価できる測定法を紹介。
・スロートレーニング(スロトレ)の効果を多数の研究で実証的に解説。
? シニアにもやさしい具体的メソッドを紹介!
・スロトレの方法:関節や心肺に優しく、軽い負荷でも効果があるメソッド。
・椅子を使った簡単なエクササイズや習慣化のコツも丁寧に紹介。
【目次】
まえがき 谷本道哉
第一章 平均寿命まで維持したい「生活筋力」
健康寿命から考える「生活筋力」の必要性
実年齢と体力年齢との乖離
足腰筋力が体重の2・5倍を下回らないように
足腰年齢を推定する簡易テスト
筋肉を使う機会が次々に減っていく……
+10(プラス・テン)「今より10 分多くからだを動かそう」
人は何歳まで生きられるのか?
筋肉の維持が健康の基盤となる理由
筋肉がトレンドの時代に
筋肉率に注目!
第二章 生活筋力を向上させよう!
筋力が衰えたと実感するサイン
呼吸循環器系の衰えにも注意
知らず知らずのうちに衰えている脚筋力
筋トレは認知症予防にも効く!?
がん予防の効果も!?
入院中も欠かさなかった筋トレ
筋トレ継続のコツ
高齢者に〝標準”は適用しない
高齢者の筋力強化に最適のスロトレ
膝への負担は工夫次第で解消できる
筋肉の質の良し悪しはどこで決まるのか?
筋肉は使わなければ弱っていく
ウォーキングだけは足腰の筋力強化には不十分
エネルギー代謝の観点から有酸素運動の役割を知る
筋トレ(スロトレ)を勧めたい理由
第三章 生活筋力の土台をつくるスロースクワットの理論と実践
日常生活に欠かすことのできない「しゃがむ⇔立ち上がる」
注目すべきは、太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)
スクワットはキング・オブ・エクササイズ
スロースクワットの実際
続・筋トレ継続のコツ
エア・バイシクル・ツイスト
グッドモーニング&シングルレッグデッドリフト
ランジ
壁を利用したプッシュアップ
第四章 筋トレが習慣になれば老後はより快適になる!
階段を利用したトレーニング
ふくらはぎの健康状態にも配慮しよう
筋力の「剛」、関節の「柔」―どちらも大事!
筋肉痛は筋力アップの証し
フレイルからの脱却に向けて
運動指導者の役割
石井直方流の食事法
筋肉と筋肥大の基本的なメカニズム
低負荷強度トレーニングは効果がないのか?
低負荷でゆっくり動作する「スロトレ」は効果的
適切なセット数と頻度にはリボソーム量が関わる?
あとがき――追憶
岡田隆/佐々木一茂/高西文利/石井久美子
内容説明
健康寿命をのばす最強の習慣は筋トレです!東大卒の元東大教授であり、ボディビルの日本&アジア王者だった著者が最後に遺したシニア版からだづくりの指南書。
目次
第一章 平均寿命まで維持したい「生活筋力」(健康寿命から考える「生活筋力」の必要性;実年齢と体力年齢との乖離 ほか)
第二章 生活筋力を向上させよう!(筋力が衰えたと実感するサイン;呼吸循環器系の衰えにも注意 ほか)
第三章 生活筋力の土台をつくるスロースクワットの理論と実践(日常生活に欠かすことのできない「しゃがむ⇔立ち上がる」;注目すべきは、太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋) ほか)
第四章 筋トレが習慣になれば老後はより快適になる!(階段を利用したトレーニング;ふくらはぎの健康状態にも配慮しよう ほか)
あとがき―追憶(志は今も脈打つ~三世代へ受け継がれた学びの系譜~(岡田隆)
石井先生が本当に伝えたかったこと(佐々木一茂) ほか)
著者等紹介
石井直方[イシイナオカタ]
1955年生まれ。77年東京大学理学部卒業、82年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。82年東京大学理学部助手、91年東京大学教養学部助教授、99年東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系教授を経て、2020年東京大学名誉教授。1987~88年日本学術振興会特定国派遣研究者(英国オックスフォード大学)。身体運動科学、筋生理学、トレーニング科学を専門に、力学的環境に対する骨格筋の適応のメカニズム、及びその応用としてのレジスタンストレーニングの方法論、健康や老化防止等の研究に従事している。81、83年ボディビル日本選手権優勝など、競技者としても輝かしい実績を誇る。NSCAジャパン元理事長、東京大学先端科学研究拠点初代拠点長、93年日本比較生理生化学会吉田奨励賞受賞。2024年8月20日逝去。享年69(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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