出版社内容情報
痛烈!軽妙!
人生100年時代、次々現れる後期のハードル!!
遺産、介護、愛人、嫉妬、そして再婚――老いてなお「ドラマ」は止まらない。
シニカルでありながら心あたたまる、ユーモアに満ちた短編連作。
美衣子さんは危篤になった夫の告別式で行う喪主挨拶の下書きを始めた。
大学ノートに思うまま書いていたら、出るわ出るわ、夫への不満が大噴出!
長年待ち望んだ「1人暮らし」を前に、妻の本音はとどまるところを知らず……!?
表題作を含む「令和シニア」のあるある物語36編を収録。
人気の老齢超短編小説集『死んでしまえば最愛の人』の第二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さちこ
54
実際の話をもとにしているそうで、とても勉強になった。遺骨をゆうパックで送れること初めて知った。宅配便は扱っていないことも。知っとるケに大笑いした 無駄な文がひとつもなく、超短編がよくまとまっていて勿体なかったが、あっという間に読み終えた。2025/06/27
sayuri
36
2023年に刊行された『死んでしまえば最愛の人』の第二弾。前作未読でも全く問題ない。実話を元にした短編が36話収録されている。前作も面白かったけれど、本作も何度も声を出して笑った。作家さんは1946年生まれ。80歳目前とは到底思えない軽妙な語り口。シニアあるあるが盛りだくさんで、ここまで言っていいの?と不安になるほど本音と毒舌のオンパレード。でも全く不快にならず、全てをユーモラスに描いているのが素晴らしい。シニアの恋愛事情から介護や遺産問題まで、愛もあれば毒もある。小川有里さん、第三弾お待ちしています。 2025/07/10
丸々ころりん
17
年齢を重ねた元オボちゃまお嬢ちゃまのあれこれ 実際あった事が基になっているので 笑ったり…反面教師 ただ,何事も自分の思い通りはならない⁉︎2025/07/08
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
14
第1章終わらぬうちにギブアップ。のっけから尿もれの話で、あれ、思ってたのと違うかも。歳を取ったら読みやすさとは、フォントサイズとか行間とかそういう物理的なものと理解。良かった、私、まだ尿漏れの話についていけなくていいんだ。ほんとに第1章で辞めたので、そのあとはどうなってるかわからない。2025/06/23
りょう
6
年寄の男女のちょっとした話をあつめた、超ショートストーリーズ。なんだか、いつまでも人間って、やっかいで、かわいいかも。2025/07/06