出版社内容情報
建造物が饒舌に語り掛ける、新しい歴史の見方!
その国の建物こそは、歴史の生きた証人に他なりません。その国の歴史を深く知りたければ、
建築を見るのが一番の近道なのです。フランス各地の30か所の名所の建造物について
先史時代から現代までたどり、それぞれにまつわる歴史を「年表」と特徴的な「5つの数字」
とともに読み物としてまとめた、図とともに読みながら楽しめるガイドブックです。
◎ラスコー洞窟:マルセル・ラヴィダという青年が愛犬の散歩中に発見。最も壁に多く書かれている動物は馬。
◎パリのノートルダム大聖堂:アンリ4世やナポレオンとも縁が深い、フランスの歴史を代表する建築。被っていない災難はないといってよい。
◎ルーブル美術館:もとは要塞で、歴代の王宮を経て美術館へ。
◎エリゼ宮 :個人の邸宅から大統領府へ。ここで亡くなった大統領はフェリックス・フォールただ1人(腹上死)
◎パンテオン:ルソー、ゾラ、マルローなど、2022年までに錚々たる81人の偉人が眠る。
◎ポンピドゥー・センター:あまりに機械的な外見は開館当初賛否を呼び、否定派から「配管のノートルダム」、「文化的な製油所」、「アヴァンギャルドなイボ」などと呼ばれた。
内容説明
建造物こそ、歴史の生き証人である。「年表」「特徴的な5つの数字」とともに、コンパクトかつ濃密に歴史が分かる。ラスコー洞窟からポンピドゥー・センターまで、古今30の名所が雄弁に語りかけてくる、新しいフランス史の読み方!
目次
先史時代と古代(ラスコー洞窟 先史時代のシスティーナ礼拝堂;カルナック列石 貴重な巨石の数々 ほか)
中世(サン=ドニ大聖堂 偉大な王たちが眠る;モン・サン=ミシェル修道院 驚嘆の山 ほか)
アンシャン・レジーム(旧体制)(シュノンソー城 女性たちが活躍;シャンボール城 城の王様 ほか)
現代(エトワール凱旋門 祖国のアーチ;ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院 見守り役 ほか)
著者等紹介
ガストン=スローン,デルフィーヌ[ガストンスローン,デルフィーヌ] [Gaston‐Sloan,Delphine]
フリージャーナリスト。アート、文化、歴史、社会問題などについて雑誌へ寄稿しているほか、フランス語や文化を題材にした本の執筆も手がける
飯竹恒一[イイタケコウイチ]
東京大学経済学部卒。朝日新聞社でパリ特派員や英字版記者。早期退職して翻訳者・通訳者へ。パリ時代、歌手のジュリエット・グレコ、シルヴィ・バルタン、ジェーン・バーキン、映画監督のエリック・ロメールらを取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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