出版社内容情報
生まれてから七十七年、小中高大のクラスの友人はひとりもいない。
わりとこういう人間は珍しいのだろうか。それとも、けっこういるのだろうか。
別段、そのことはうれしくも悲しくもないが、同年生まれの皆さんにご挨拶申し上げる。
皆さん、お元気でしょうか。
自分を顧みてもいうのだが、よくも七十年以上も無事で
――災難にも事故にも事件にも遭わず、また大病もせず――、
ここまで生きてこられたものですね。
まさにご同慶の至りです。(本文より)
もはや文明がどん詰まりまで来て、私たちの暮らしは便利になっているはずなのに、
なぜか昔に比べて生きにくくなってきているのではないか。
時代遅れのあの当時のほうが、現在の進んだ時代よりもよかったのではないか――。
累計16万部突破のロングセラー『定年後のリアル』シリーズの著者が、
77歳の「なんの変哲もない日々」の近況を明かしつつ、
過ぎ去っていった「あの頃の時代」を徹底的に懐かしむ。
内容説明
ありがたいことにまだすることがある。ロングセラー『定年後のリアル』シリーズの著者が、77歳の「なんの変哲もない日々」の近況を明かしつつ、過ぎ去っていった「あの頃の時代」を徹底的に懐かしむ。
目次
第1章 七十七歳の日々
第2章 やっぱり働き方は昔がよかった
第3章 やっぱり人間関係は昔がよかった
第4章 やっぱり小説も映画も昔がよかった
第5章 やっぱり音楽もテレビも昔がよかった
第6章 やっぱり今がいい
著者等紹介
勢古浩爾[セココウジ]
1947年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。洋書輸入会社に34年間勤務ののち、2006年末に退職。市井の人間が生きていくなかで本当に意味のある言葉、心の芯に響く言葉を思考し、静かに表現しつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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