草思社文庫<br> 政治家はなぜ「粛々」を好むのか―漢字の擬態語あれこれ

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草思社文庫
政治家はなぜ「粛々」を好むのか―漢字の擬態語あれこれ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794227386
  • NDC分類 814
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「粛々」は、もともと中国の古典では「鳥のはばたき」や「寒風の吹きすさび」を表すことば。
それがなぜ、日本に溶け込む過程で、現代の政治家が「法案を粛々と否決する」などと
好んで口にすることばへと変化していったのか。
古代中国から現代日本へと至る、漢字の擬態語の日本語化の歴史を
中国古典にまで掘り下げてたどる。

<内容より>

プロローグそのことばはどこから来たか?

第1章〝漢字の擬態語?入門
1 お堂と「堂々」は関係あるか?
2 鐘は「丁寧」に叩きましょう
3 「揶揄」が「手」へんである理由
4 〝漢字の擬態語?を眺め渡す

第2章中国語から日本語へ
1 「逍遥」を楽しむ男たち
2 酒飲みは「酩酊」、お年寄りは「矍鑠」
3 日本の馬は「蕭々」とは鳴かない
4 高音は夜、「切々」と響く
5 どれを選ぶか「逡巡」しつつ

第3章受け継がれる〝ことば?
1 「悠々」としていても見つからない
2 風にまかせて「飄々」と
3 あの大声には「辟易」するなあ
4 オレたちとの違いは「歴々」としている

第4章変化の中のきらめき
1 人びとが「?剌」とし始めたころ
2 否定できない「齷齪」とした現実
3 政治家が「粛々」を好むわけ
4 最後の最後に「颯爽」と登場?

エピローグ 〝ことば?の大河のほとりで

内容説明

「粛々」は、もともと中国の古典では「鳥のはばたき」や「寒風の吹きすさび」を表すことば。それがなぜ、日本に溶け込む過程で、現代の政治家が「法案を粛々と否決する」などと好んで口にすることばへと変化していったのか。古代中国から現代日本へと至る、漢字の擬態語の日本語化の歴史を中国古典にまで掘り下げてたどる。

目次

プロローグ そのことばはどこから来たか?
第1章 “漢字の擬態語”入門(お堂と「堂々」は関係あるか?;鐘は「丁寧」に叩きましょう ほか)
第2章 中国語から日本語へ(「逍遙」を楽しむ男たち;酒飲みは「酩酊」、お年寄りは「矍鑠」 ほか)
第3章 受け継がれる“ことば”(「悠々」としていても見つからない;風にまかせて「飄々」と ほか)
第4章 変化の中のきらめき(人びとが「〓剌」とし始めたころ;否定できない「齷齪」とした現実 ほか)
エピローグ “ことば”の大河のほとりで

著者等紹介

円満字二郎[エンマンジジロウ]
1967年、兵庫県西宮市生まれ。大学卒業後、出版社で国語教科書や漢和辞典などの担当編集者として働く。2008年、退職してフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

1
漢字の擬態語入門: お堂と堂々 鐘は丁寧に 揶揄が手へんである理由 漢字の擬態語を眺め渡す 中国語から日本語へ: 逍遥を楽しむ男たち 酒飲み=酩酊・お年寄り=矍鑠 高音は夜「切々」と響く 受け継がれることば: 悠々としていても見つからない 風にまかせて飄々と あの大声には辟易するなあ オレたちとの違いは歴々としている 変化の中のきらめき: 人びとが潑剌とし始めたころ 否定できない齷齪とした現実 政治家が粛々を好むわけーいつもと変わらず進めていく 最後の最後に颯爽と登場? ことばの大河のほとりで2024/09/04

ゆんろん

0
多分、政治の動きが激しくなったことが頭にあって手に取ったのだろうと思う。もともと”漢字の擬態語”とでも呼ぶべき表現については昔々二畳庵主人先生の本でも触れられていてずっと頭にあったこともあるかも。著者には直接お目に掛かったことはないが、中1人か2人を介すれば届くくらいの間柄であるらしいことも興味を惹かれる要因ではあった。期待に違わぬ興味深い内容であったというべきだろう。言葉、文化の広がりについて改めて考えさせられる一冊だった。2024/11/10

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