「お帰り」と言うために―拉致被害者・特定失踪者家族の声

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「お帰り」と言うために―拉致被害者・特定失踪者家族の声

  • 特定失踪者問題調査会【編】
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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794227324
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0095

出版社内容情報

かけがえのない家族を奪われて数十年――。
なぜ、日本はこれほどの問題を解決できずにいるのか?
一日も早い帰還を願う被害者家族の痛切なメッセージ。

多数の日本人が拉致されていることだけは間違いありません。
そして失踪が外国の情報機関によって行なわれたということになれば、
家族には自力で取り返す方法がありません。
しかし頼みの政府は「交渉する」と言うだけで、
取り返せずに過ぎていく時間については責任をとろうとしない。
そして、その政府が認定しないから、家族にとっては
拉致とも拉致でないとも言えない状態が続く。
二重三重の苦しみを受けることになるのです。
この本に掲載されたのは、そんな苦しみを持ち続けてきたご家族の
ごく一部ですが、掲載されていない家族でも思っていることは皆同じです。
(本書より)

内容説明

「ある日、突然、当たり前の日常を奪われてしまった若者たちの苦しみと慟哭を想像してみてください」かけがえのない家族を奪われて数十年―なぜ、日本はこれほどの問題を解決できずにいるのか?一日も早い帰還を願う被害者家族の痛切なメッセージ。

目次

日本海をながめて流していた父の涙を、一生忘れることはできません。
私らが亡くなって関係者が亡くなったときに、寺越事件が雲散霧消してしまうのを心配しています。
きっときっと、早く帰ってきてくださいね。きっとだよ、姉さん。待ってるからね。
私はいまでも四人は一緒にいる、そう信じて、これからも運動を続けてまいります。
ある日突然、当たり前の日常を奪われてしまった若者たちの苦しみと慟哭を想像してみてください。
職業は印刷工でした。北朝鮮で偽ドル札を作るために拉致されたのではないかと当時、週刊誌でよく騒がれました。
働く先も全部決まっておりました。お友だちのところへ行ってくると言って、いなくなりました。
担任の先生が親にもなにも話さないで、本棚とか机の中とか、紙屑カゴの中も探したそうです。
川口の電気工事会社に勤めておりました。二十一歳で結婚し、翌年二月には子どもが生まれるときでした。
生きていると信じ、体を大事にしてくださいと伝えたいです。子どもたち皆で待っているよ。お父さん、お母さんへ。
「帰国を望む」「返してほしい」ではなく、国が責任を持って取り返してほしいと思います。
すぐに帰ってこいと言うのも無理かもしれません。ただ兄の消息が知りたいと思います。
たくさんの方々に支えられていることを知ると、もう陰で泣いているわけにはいかないのでやってきました。
姉が「ただいま」って普通に帰ってきたんです。私と母は「おかえり」って普通に返事をして、そんな夢を見たことがありました。
拉致被害者は十七人だけではありません。国連も百人以上はいると言っています。
兄さん、父さんの十八番の「昴」、北朝鮮で聞いたことがありますか。
字も私とそっくりだった兄。「おかえり」。言霊を置いていきます。
私どもの妹が拉致されて四十六年経ちました。誰がこの責任をとってくれるんですか。内閣総理大臣ですか。
田口八重子は二十二歳で拉致されて、いま六十八歳になっています。本当にかわいそうです。
この拉致事件は私たち家族や被害者がかわいそうだとか、そんな同情の心では解決しません。〔ほか〕

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