出版社内容情報
静かな感動を呼んだロングセラーが9年の時を越え待望の文庫化。
受け持った子どもが死んでいくのを見ることの悲しさ、
親の悲嘆を目の当たりにすることの辛さに、これから先、耐えていくことができるのか――。
本書は、一人でも多くの子どもたちが元気になることを夢見て小児科医となった著者が、
想像を絶する過酷な小児医療の現場で、実際に出会った子どもたちとの交流を描いた実話である。
懸命に病気と闘う子どもたちの姿を通して、生きることの大切さにあらためて気づかされる。
内容説明
受け持った子どもが死んでいくのを見ることの悲しさ、親の悲嘆を目の当たりにすることの辛さに、これから先、耐えていくことができるのか―。本書は、一人でも多くの子どもたちが元気になることを夢見て小児科医となった著者が、想像を絶する過酷な小児医療の現場で、実際に出会った子どもたちとの交流を描いた実話である。懸命に病気と闘う子どもたちの姿を通して、生きることの大切さにあらためて気づかされる。
目次
1 小さな戦士(一瞬の奇跡;聞こえなかったSOS;親になるということ;小さないのち)
2 病気から学ぶこと(私が小児科医になった理由;人が人になるために;自閉症の世界;パパとママへの手紙)
3 私の名前を呼んで(甘えることと甘やかすこと;許す力;悲しみの作業)
4 たたかう勇気(輝ける魂;母を看取る;悲しみを超えるとき)
著者等紹介
緒方高司[オガタタカシ]
1960年大阪生まれ。1982年東京大学工学部卒業。1984年同大学院工学系研究科土木工学専門課程を中退し、同年和歌山県立医科大学入学。卒業後、同大学小児科学教室入局。有田市民病院、和歌山県立医科大学附属病院小児科助手等を経て、1996年和歌山県南紀福祉センター(重症心身障害児施設)に着任。同附属病院小児科医長を務める。2001年大阪府内にて医院を開業、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鳩羽
はるの ゆきこ