死因の人類史

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死因の人類史

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  • サイズ 46判/ページ数 488p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794226945
  • NDC分類 490.2
  • Cコード C0022

出版社内容情報

人はどのように死んできたのか?

人類の歴史において「死因」は変化しつづけてきた。
現在、先進諸国の平均寿命は80歳を超え、おもな死因は
心疾患、脳血管疾患、癌、認知症などが占めるが、
100年前には平均寿命は約50歳、主要な死因は結核、
インフルエンザ、肺炎などの感染症だった。
中世には飢饉、ペスト、出産(産褥熱)、戦争が多くの生命を奪い、
旧石器時代は暴力や事故による死に覆われていたという。

次々と襲いかかる「死」に、人びとはどのように向き合い、克服してきたのか。
飢餓や疫病はどのように乗り越えられたのか。
さらに、遺伝子改変で人の寿命はどこまで延びるのか。
最新のデータをもとに歴史的、科学的に検証しつつ、背景にある
社会、経済、政治、宗教や文化などの変化と影響を分析し、
死因から世界史を読み解く初めての人類史。

内容説明

疫病、飢餓、暴力、そして心臓、脳血管、癌…人はどのように死んできたのか?有史以来のさまざまな死因とその変化の実相を、科学的・歴史的・社会的視点から検証した初の試み、壮大な“死”の人類史。

目次

序章 シエナの四騎士
第1部 さまざまな死因(死とは何か?;『死亡表に関する自然的および政治的諸観察』 ほか)
第2部 感染症(黒死病;ミルクメイドの手 ほか)
第3部 人は食べたものによって決まる(ヘンゼルとグレーテル;『壊血病に関する一考察』 ほか)
第4部 死にいたる遺伝(ウディ・ガスリーとベネズエラの金髪の天使;国王の娘たち ほか)
第5部 不品行な死(「汝殺すなかれ」;アルコールと薬物依存 ほか)
結び 明るい未来は待っているのか?

著者等紹介

ドイグ,アンドリュー[ドイグ,アンドリュー] [Doig,Andrew]
マンチェスター大学生化学教授。ケンブリッジ大学で自然科学と化学、スタンフォード大学医学部で生化学を学んだのち、1994年にマンチェスター大学の専任講師に就任、以来現職にある。研究対象は計算生物学、神経科学、認知症、発生生物学、タンパク質など多岐にわたり、とくにアルツハイマー病、パーキンソン病、糖尿病を専門としている。これまで100本以上の論文を発表、計6000回以上引用されてきた。アルツハイマー病の創薬研究から2社のバイオテクノロジー企業を設立。研究論文や百科事典、書籍や教材の執筆経験も豊富でいずれも高い評価を得ている

秋山勝[アキヤママサル]
翻訳者。立教大学卒。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

47
新刊コーナーより。生化学教授による、イギリス人らしい表現にニヤリ。原書タイトル・Mortal coilといえばハムレット(昔デスメタルで覚えました、シェイクスピアではなく)。なんとまあ英国的な…とおかしく思いながら読みました。死の定義では、梅原猛さんと立花隆さんの脳死議論と、死後数日放置されたヘンリー8世を追想しました。「死んでいると確信」できるのっていつ?といつも思ってきたので、「死の定義の歴史」部分は考えさせられ面白かったです。脳死の定義もまた変わるのかな…。2024/06/30

てつ

39
こんな本に出会えるからリアル書店歩きは止められない。医学史もしくは歴史人口学の専門書にみえて、死因を医学的に、歴史的に分析した、確固とした知識に支えられた一般向け読物です。感染症からアルコール依存症まで。面白かったのは死亡率の高いアフリカのチャドという国と北朝鮮、どちらかに住まなければならないとしたら迷わずチャド!と断言している。翻訳ものなので若干値は張りますが、是非手にとってください。目からウロコが満載です。2024/03/03

くさてる

22
人間はどのように死んで来たのか?その歴史を紐解いて変化し続けた「死因」と人間の文明と文化の発達、そして現代にいたる道乗りを解説した一冊。これが面白かった。死因といえば感染症を代表とする病気かな?と思っていたら、現代に近づくにつれて、アルコールや煙草、自動車、自殺に認知症が姿を現してくる。具体例とデータのバランスも良く、興味深い一冊でした。おすすめ。2024/09/15

たか厨

20
2024年2月刊。原著は2022年刊。マンチェスター大学生化学教授である筆者、初の一般読者向けの著書。  私も年齢的に人生の半ばは過ぎているはず。なので、己の死に様について考えることもあるわけですよ。自分はどんな死に方をするのかしら? と。明日、突然、心臓発作で死ぬかもしれないし、車にはねられて死ぬかもしれないし、あるいは百歳まで生きるかもしれない。自殺を選ぶか、病気で余命宣告を受ける、でもない限りは、おおよそ自分の死に方をコントロールすることはできないでしょう。そんな風に死について考えている日々に(続)2024/08/21

こだまやま

7
人類がいかに疫病や飢え、遺伝による病や自動車事故を克服してきたかの長い歴史。思えば遠くへ来たもんだ。著者の後書きにあるように、人類全体の平均寿命の伸びに貢献したのは、直接的な医学よりも、公衆衛生を可能にした工学や政治、法律などの進歩が大きかったのかも知れない。2025/01/15

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