草思社文庫<br> 教師という接客業

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草思社文庫
教師という接客業

  • 齋藤 浩【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 草思社(2023/04発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794226518
  • NDC分類 374.3
  • Cコード C0137

出版社内容情報

「学校もサービス業としての意識を持つべきだ」といったことが
声高に語られるようになって、
学校は「子どもを教育する場」という本来の役割から逸脱してしまった。
公的機関=サービスを提供する場所という「曲解」が
まかり通るようになってしまった。 
〈本書より〉

ベテラン公立小学校教師が、「接客業化」によって
機能不全に陥りかけている学校の実態を生々しく綴る。
いま、日本の学校で何が起きているのか。
なぜ心を病んで学校を去る教員が増え続けているのか。
そして今、子どもたちに本当に必要な教育と何なのか。
教師たちが直面するリアルな現実を紹介しつつ、
教育の本来的な役割を問い直す!

内容説明

「もう、これ以上、頑張れません」涙を流しながら学校を去って行った同僚を、何人も見てきた。(本書より)サービス業化が進む教育現場からの勇気ある問題提起の書!

目次

はじめに 目指すは高い顧客満足度?
第1章 保護者が期待するサービス満点教師
第2章 消えた熱血教師
第3章 接客業化がもたらす弊害
第4章 学校にも押し寄せる変化の波
第5章 脱接客業化宣言

著者等紹介

齋藤浩[サイトウヒロシ]
1963(昭和38)年、東京都生まれ。横浜国立大学教育学部初等国語科卒業。佛教大学大学院教育学研究科修了(教育学修士)。現在、神奈川県内公立小学校教諭。佛教大学研究員、日本獣医生命科学大学非常勤講師などを歴任。日本国語教育学会、日本生涯教育学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Mark X Japan

14
小学校で崩壊したことが、タイムラグがあって中学校・高校にも拡散していているようです。個性あふれる先生が、子どもの将来のために指導していけるといいですね。教育委員会は、青嵐会のように、かわいい子ども達の未来のために、頑張って欲しいです。☆:4.52023/09/02

12
「私たちは普通のサービス業ではなく、ちょっと変わったサービス業に就いています。(略)私たちは生徒が望んでも提供しない場合があります。反対に、彼らが望まなくても提供する場合もあるのです。彼らが将来困らないかどうかというのが、提供するか否かの基準です。」という言葉が印象に残った。でも、続きがある。「ただ現実としては学校においてのサービス業という言葉は、『顧客、つまり子どもや保護者の望むことを極力実現させるべきだ』というニュアンスで使われている。」残念でしかない。こんな社会でいいのか!?2023/07/02

takka@乱読

12
教員免許を得るために教職課程を取ろうと考えていたことがあるぐらい、「教育」という分野には関心を持っていたが、この本で示されているように、学校を「サービス業」として考えているノイジーマイノリティによって、令和3年の文科省が発表した精神疾患による休職者は前年度に比べ700人弱増加している。「お客様は神様」という思想を持ち込む・すぐに役立つものを求める風潮やそういう理不尽に耐え忍び全肯定する教師などによる悪循環がこの災厄を招いている。「多様性」や「平等」が求められている社会への皮肉とも読み取れる話だった。2023/04/08

Ayakankoku

8
うちの子を1番に考えて欲しいがいきすぎると、教師は動きにくくなってしまう。私たちはプロですから…と言えたら楽だけど。2024/03/31

Cちゃん

5
学校教師ではないが習い事の講師をずっと続けている。自分の新講師の頃は先生とは才能があって子供に教えてくれる偉い人と尊敬の念があったが、いつからか保護者は私達にこれっぽっちも尊敬の気持ちなんて持ってないしお金(月謝)で時間を買ってるんだから、とことんサービスしてもらわなきゃ、という気持ちが伝わってくる。ここに書かれているモンペアは誇張じゃなくてどこにでも居る(少ないけれど)そんな輩に対して講師も受付スタッフも何でもハイハイ要求を聞き過ぎている。今やサービス業だしと半ば諦めで仕事してたけどプロ根性出さないと。2023/07/15

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