出版社内容情報
この物語は、私が四一歳のときに東京大学に合格、
入学してから、卒業するまでの四年間を軸に描いた実話です。
一度大学を出ていながら、なぜもう一度大学に入って勉強しようと思ったのか。
妻子があり、仕事をしていた私が、多くの人たちに支えられて、
どうやって昼間の仕事を続けながら東京大学に通い、
四年間で卒業することができたのか。
おそらく、ほとんどの読者の方にとって、今までに一度も聞いたこともない、
読んだこともない物語のはずです。(本書より)
郵便配達員として働きながら6年がかりで東大に合格。
前代未聞の「学び直し」に挑んだ中年男性の奇跡の実話!
[草思社・文芸社W出版賞 金賞受賞作品]
内容説明
郵便配達員として働きながら、6年がかりで東大に合格。前代未聞の「学び直し」に挑んだ中年男性の奇跡の実話!
目次
第1章 入学
第2章 駒場
第3章 白金台
第4章 本郷
終章 六二歳
著者等紹介
小川和人[オガワカズト]
1956年、千葉県市川市生まれ。1980年、明治学院大学社会学部社会学科卒業。証券会社勤務、学習塾講師、教材制作会社勤務を経て、1988年、江戸川郵便局集配課(現日本郵便株式会社)勤務。1997年、東京大学教養学部文科3類入学。2001年、東京大学文学部思想文化学科(インド哲学仏教学専修課程)卒業。2016年、日本郵便株式会社定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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anxiety
8
外勤の郵便局員の仕事を続けながら41歳で東大に入学、卒業を果たした著者の自伝。勉強時間が少ないのに東大合格してすごいでしょ、的な興味本位な関心に応える本ではなく(それでも1日2時間が限度だった由)、自分が何故勉強したかったか、入学後は何を学んだかが訥々と語られる。人によっては退屈に感じられるみたいだけど、訥弁から滲む誠実さと併せ、人間讃歌として一冊まるっと受け取るのが正しい気がする本。2024/07/08
hash
0
ー(東大に行った理由がも一つよく分からないけど周りの人達が素晴らしすぎるでしょきっと著者がとってもイイ人なんだろうね)2024/11/20
読書家さん#U1i6e8
0
やる意思が有れば色んなことが出来るもんだと気付かされました。凄い意思力の持ち主。2024/06/10
妄想殿下
0
めちゃくちゃ面白かった。 いわゆる、オールドルーキーが痛快に東大を快進撃していく、みたいな内容を期待してはいけない。しかし、この本の内容はどうだ?学ぶということへの直向きな取り組み。なんて素晴らしいんだ。2023/10/24
Tetsuya Suzuki
0
入ることも難しいのに、働きながら卒業までしてしまうなんて凄い方です。2023/10/22
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