出版社内容情報
欠けているのは全体的な視点だ。
崩壊とはどのようなもので、何が引き金となり、
結果として「現世代」にどのような心理的、社会的、政治的な影響を与えるか……
私たちはその学問を「コラプソロジー=崩壊学」と名づけ、
本書ではその基盤となるものを、世界中に四散した研究から集めて紹介することにする。
目的は、これから起きることと、それは何なのかを明らかにすること、
つまり、これらの出来事に意味を与えることである。(本書より)
近年の世界的な異常気象で注目を浴び、フランスでベストセラーとなった警世の書。
自然環境、エネルギー、社会システム、農業、金融……など多くの分野で、
現行の枠組が持続不可能になっている現状を多角的なデータとともに提示する驚嘆のレポート!
内容説明
エネルギー問題、異常気象、疲弊する社会制度、グローバル化によるリスク拡大、生態系の不安定化…やがて崩壊の連鎖が始まる!フランスでベストセラーとなった警世の書!
目次
第1部 崩壊のきざし(車の加速;エンジンが止まる―乗り越えられない限界;道路の出口―乗り越えられる境界 ほか)
第2部 では、それはいつになるのか?(未来学の難しさ;人は前兆信号を感知できるのか?;未来のモデルは何を語る?)
第3部 崩壊学(モザイクのような世界の探究;そして人類はどうなるのか?;飢えは始まりでしかない)
著者等紹介
セルヴィーニュ,パブロ[セルヴィーニュ,パブロ] [Servigne,Pablo]
1978年ヴェルサイユ生まれ。農業技師で生物学博士。崩壊学とトランジション、環境農業、相互扶助の専門家
スティーヴンス,ラファエル[スティーヴンス,ラファエル] [Stevens,Rapha¨el]
ベルギー出身。環境コンサルタント。社会環境システムのレジリエンスの専門家。環境問題の国際的コンサルタント組織「グリーンループ」の共同創設者
鳥取絹子[トットリキヌコ]
翻訳家、ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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