建築と触覚―空間と五感をめぐる哲学

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建築と触覚―空間と五感をめぐる哲学

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794226167
  • NDC分類 520.4
  • Cコード C0052

出版社内容情報

すべてが視覚情報化され消費されていくかのような昨今、
建築が本来もつ「五感を統合する」という役割を今こそ見直すべきである。

メルロ=ポンティ、バシュラールらの議論を踏まえながら、
建築における触覚、聴覚、味覚、嗅覚の重要性を再考し、
あるべき本流の空間とは何かを問う。
ラスムッセン、クリスチャン・ノルベルグ=シュルツらの精神を継承する、
北欧の最重要建築理論家による著、待望の邦訳。

スティーブン・ホール推奨。
「パッラスマーは単なる理論家ではない。
現象学的に洞察する力をもつすぐれた建築家だ。
分析不可能な諸感覚の建築を実践に移し、
その現象学的な性質でもって自身が建築哲学について著してきたものを具象化している。」

世界的建築情報サイトArchiDailyが選ぶ、名建築書ベスト150に選出。

<目次より>
前書き 「薄氷」スティーブン・ホール
序論 世界に触れる
 
第一部
視覚と知識    
視覚中心主義への批判
ナルシストの眼とニヒリストの眼
声の空間と視覚の空間
網膜の建築、立体感の喪失
視覚イメージとしての建築
物質性と時間
「アルベルティの窓」の拒絶
視覚と感覚の新たなバランス

第二部
身体中心  
複数の感覚による経験  
陰影の重要性  
聴覚の親密さ  
静寂、時間、孤独  
匂いの空間  
触覚の形状  
石の味  
筋肉と骨のイメージ  
行為のイメージ  
身体的同化  
身体の模倣  
記憶と想像の空間  
多感覚の建築  
建築の役割

内容説明

建築とは本来、空間を操作し五感を統合することで、私たち自身と世界を結びつけるものである。それがどのような歴史的経緯を経て昨今の視覚重視に傾倒したのかを考察し、メルロ=ポンティ、バシュラールらの議論を踏まえながら、建築における触覚、聴覚、味覚、嗅覚の重要性を再考する。ラスムッセン、クリスチャン・ノルベルグ=シュルツらの精神を継承する、今こそ読むべき本流の建築論。

目次

序論 世界に触れる
第1部 視覚と知識(視覚中心主義への批判;ナルシストの眼とニヒリストの眼;声の空間と視覚の空間;網膜の建築、立体感の喪失;視覚イメージとしての建築 ほか)
第2部 身体中心(複数の感覚による経験;陰影の重要性;聴覚の親密さ;静寂、時間、孤独;匂いの空間 ほか)

著者等紹介

パッラスマー,ユハニ[パッラスマー,ユハニ] [Pallasmaa,Juhani]
現代のフィンランドを代表する建築家、建築思想家。ヘルシンキ工芸大学学長、フィンランド建築博物館館長、ヘルシンキ工科大学建築学部教授・学部長を歴任

百合田香織[ユリタカオリ]
神戸大学大学院自然科学研究科博士前期課程修了。専攻は建築/建築史研究室。公務員として公共プロジェクトに従事し英国赴任同行を機に退職。建築を巡りつつ翻訳スクールに通い翻訳者として活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

72
建築家・デザイナーでもある著者ならではの建築に対する見方がわかる本。従来の見方は視覚的要素が強いが、もっと建築を五感で感じようという意識づけの啓蒙書。日常生活の例えば建物をチラ見しながら歩行していても気づけ無いが、言われてみれば自分も建築をじっくり眺める時は、パティオで日差しから温もりを感じたり、外壁を触って質感を肌で感じたりしているので自然な感覚である事を再認識した。本の内容は哲学的側面を持ちつつ、詩的であったり、生活感を感じさせる指摘があったりして分かりやすく理解できるのも良い。2024/02/08

ひめぴょん

12
住まいとは身体と記憶とアイデンティティの守られる場所。建築の根源的な役割は世界と私たち自身、過去と現在と未来、人の集まりと個人、そして物質的なものと精神的なものとの間を取り持つこと。そうした詩的な本質を探る本。立ち止まりながらじっくり読む本。深遠な世界観でちょっと難解でした。以下は文中引用とミニ感想です。 森の中を散歩すると爽快で心が癒されるが、これはすべての感覚モダリティが絶え間なく相互作用するため(「五感のポリフォニイ(パシュラール)」)。 建築は基本的な五感だけでなく、互いに作用し合い融け合ういくつ2024/02/06

がっちゃん

2
ドアハンドル。握手。出会い。2024/06/03

takao

1
ふむ2024/11/24

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