論語清談

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794225818
  • NDC分類 123.83
  • Cコード C0095

出版社内容情報

いかに生き、いかに死ぬか。
日本人の必読書を読み解く。

「友」とは「学ぶ」とは「仁」とは何か。
稀代の思想家・西部邁と文芸批評家・福田和也が、
主要な言葉、エピソードを辿りながら、
『論語』のエッセンスを縦横無尽に語り合う。

【「まえがき」より】
西洋において最も広く読まれ、影響を与えてきた本といえば、聖書である。では東洋でそれにあたる本は何かといえば、『論語』である。
考えてみたら不思議な話ではないだろうか。小国で多少重い位についたことはあったにしろ、無位無官に等しく人生を終え、何人かの弟子から尊敬を集めて、その内のほんの一握りと肝胆相照らした孔子という人間が、一文明圏と言われるようなものまで構成する思想家となり、彼の言葉をまとめた『論語』が時を超え、国を越えて受け入れられるようになったのだから。(福田和也)


【目次】
まえがき 福田和也

第一章 日本人にとっての『論語』
「中庸」の精神と孔子の哲学/『論語』の精神を継承した日本人/「朋(とも)有り、遠方より来たる、亦(また)楽しからずや」/「巧言令色、鮮なし仁」/朋としての友を持つということ/「終はりを慎み遠きを追はば、民の徳厚きに帰せん」/「三十にして立ち、四十にして惑はず、五十にして天命を知る」/「我仁を欲すれば、斯(ここ)に仁至る」/確信としての伝統、運命愛としての孝悌/「行ひて余力有らば、則ち以て文を学べ」

第二章 『論語』と価値基準
「己に如(し)かざる者を友とすること無かれ」/「君子は周して比せず、小人は比して周せず」/場をつくるという意識/「図らざりき。楽を為すことの斯に至らんとは」/「之を道(みちび)くに徳を以てし、之を斉(ととの)ふるに礼を以てすれば、恥ありて且(かつ)格(いた)る」/「関雎(くわんしよ)は楽しみて淫せず、哀しみて傷(やぶ)らず」/「女子と小人は養ひ難し」/「子は怪力乱神を語らず」/フランス哲学の「怪力乱神を語らず」

第三章 孔子の「俗」と「聖」
孔子の出自と儒教の血統崇拝/父の「現実主義」と母の「神秘主義」/「吾少(わか)くして賤(いや)し。故に鄙事(ひじ)に多能なり」/「学びて思はざれば則ち罔(くら)し。思ひて学ばざれば則ち殆(あやふ)し」/「憤せずんば啓せず」/驕気と多欲と態色と淫志/「下剋上」の賤しさと「長幼の序」/徳治と法治の関係/政治家孔子はなぜ急いだか

第四章 孔子の「死ぬ準備」
「帰らんか、帰らんか」/「吾行ふとして二三子と与(とも)にせざる者無し」/「博奕(ばくえき)なる者有らずや。之を為すは猶ほ已(や)むに賢(まさ)れり」/「異端を攻(をさ)むるは斯れ害あるのみ」/「知らざるを知らずと為す、是知るなり」/「甚だしいかな吾が衰へたるや」

あとがき 木村岳雄

内容説明

「友」とは「学ぶ」とは「仁」とは何か。稀代の思想家・西部邁と文芸批評家・福田和也が、主要な言葉、エピソードを辿りながら、『論語』のエッセンスを縦横無尽に語り合う。

目次

第1章 日本人にとっての『論語』(「中庸」の精神と孔子の哲学;『論語』の精神を継承した日本人 ほか)
第2章 『論語』と価値希準(「己に如かざる者を友とすること無かれ」;「君子は周して比せず、小人は比して周せず」 ほか)
第3章 孔子の「俗」と「聖」(孔子の出自と儒教の血統崇拝;父の「現実主義」と母の「神秘主義」 ほか)
第4章 孔子の「死ぬ準備」(「帰らんか、帰らんか」;「吾行ふとして二三子と与にせざる者無し」 ほか)

著者等紹介

西部邁[ニシベススム]
1939年、北海道生まれ。思想家。東京大学教授、秀明大学教授・学頭、雑誌「発言者」主幹、「表現者」顧問を歴任。著書に『経済倫理学序説』(吉野作造賞)、『生まじめな戯れ 価値相対主義との闘い』(サントリー学芸賞)、『サンチョ・キホーテの旅』(芸術選奨文部科学大臣賞)、『ファシスタたらんとした者』ほか多数。2018年、自裁を遂げる

福田和也[フクダカズヤ]
1960年、東京都生まれ。批評家。慶應義塾大学名誉教授。著書に『日本の家郷』(三島由紀夫賞)、『甘美な人生』(平林たい子文学賞)、『地ひらく 石原莞爾と昭和の夢』(山本七平賞)、『悪女の美食術』(講談社エッセイ賞)、ほか多数

木村岳雄[キムラタケオ]
1963年、埼玉県生まれ。京都大学文学部卒業。発言者塾で西部邁氏に師事。現在は東洋大学で非常勤講師を務める。また個人で『論語』なとの講読会を主催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

67
論語には普遍性があるらしい。2000年の対談を新版で。 (保守の論客、右寄りのフランス文学者?、黒子的、実は一番激しいカモの漢学者 )TVでも有名だった(私は知らなかった)保守の西崎氏はその後自決。ここでも、どう人生を終わるか、について話題にしてる。2022/10/11

ふみあき

21
20年以上前に『文學界』で連載された対談の書籍化。西部は還暦、福田は39歳(私より年下!)、蜜月だったころの二人による『論語』読解はなかなか独創的で、場合によっては手前勝手とも思える(特に「巧言令色、鮮なし仁」の西部の解釈とか)。それでいいんだけど。2022/06/28

おサゲっち

5
名著。西部さんの死がここに予見されていて悲しい思いで読んだ。論語を金科玉条として読むのでは無く、孔子の人となりに迫り、引き寄せ、いかに生きいかに死ぬかを読み解いている。それ故に悲しい。2022/09/25

Go Extreme

4
日本人にとっての『論語』: 「中庸」の精神と孔子の哲学 『論語』の精神を継承した日本人 「巧言令色、鮮なし仁」 「三十にして立ち、四十にして惑はず、五十にして天命を知る」 「行ひて余力有らば、則ち以て文を学べ」 『論語』と価値基準: 「己に如(し)かざる者を友とすること無かれ」 場をつくるという意識 孔子の「俗」と「聖」: 父の「現実主義」と母の「神秘主義」 「下剋上」の賤しさと「長幼の序」 徳治と法治の関係 孔子の「死ぬ準備」: 「知らざるを知らずと為す、是知るなり」 「甚だしいかな吾が衰へたるや」2022/07/19

den55

2
論語を題材としての座談。人は西部氏の語りを読もうと買うだろうし私の同じく。読んでいる内に西部氏の結末へのヒントなどを探している自分のスケベな心根に気がつくのも或いは多くの人と同じか。氏はマキャベリの君主論に触れることが多い。しかし氏はここで社会をどうする等とは一言も語っていない。むしろ、社会の中で人はどう生きるかを語る。人とどう付き合うか、何を食べどう酒を飲み、といった具合だ。そこが西部という人の生き方なのだと知れば、自ずと読む人は肩の力が抜け心もほぐされる。2022/11/14

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