草思社文庫<br> 新釈 猫の妙術―武道哲学が教える「人生の達人」への道

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草思社文庫
新釈 猫の妙術―武道哲学が教える「人生の達人」への道

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  • サイズ 文庫判/ページ数 152p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794224750
  • NDC分類 789.3
  • Cコード C0195

出版社内容情報

『猫の妙術』は江戸中期に書かれた剣術指南本です。
その内容は「ネズミ獲りの名人である古猫が教えを説く」という設定ですが、
そこで語られる教えはきわめて深淵。
その奥深い教えを現代風の「新釈+解説」でわかりやすく紹介するのがこの本です。
私たちは人生のさまざまな場面で「勝負」に直面します。
そんなときに、緊張せず、ドーンと構えるためのメンタルの作り方を教えてくれる一冊です。

<目次より>
◎『猫の妙術』

第一章 猫、大鼠の退治に臨む 

勝軒、剣の道に惑う
大鼠、現る
機に応ずる「技」あらば仕損じることなし
黒猫、「技」を披露す
豪壮の「気」を以て臨めば負けることなし
虎猫、「気」を滾らせる
和する「心」で矛を止める
灰猫、「心」に寄り添う
「強さ」のみならずして強き者
「武神」の噂
古猫の鼠退治

第二章 古猫、「勝負」と「上達」を語る 

古猫、「道理」を説く
技の見かけは妄想と知れ
「浩然の気」を身につけよ
不自然な「念」、道理をもたらす「感」
「道理」の純粋さを高めよ
「道理」の極致

第三章 勝軒、「世界」を我がものにす

勝軒、剣術の奥義を問う
剣術に奥義なし
勝ち負けは「妄想」と心得る
眼裏に塵あれば三界窄く
道理の姿を見つけ、妄想の夢から覚めよ

◎『猫の妙術』解説

『猫の妙術』と「老荘思想」
新釈『猫の妙術』ガイド
・三匹の猫はなぜ負けたのか
・「無限」に対応できる「技」でなければ勝つことはできない
・「浩然の気」とは何か?
・「作為」をなくす二つの段階
・「道理」は、「技」と一貫している
・すべてが一貫した先にある境地
・「勝ちたがる自分」を殺す
・物事の「とらえ方」の枠組みを外す
・「一」で物事をとらえれば人生の苦しみもなくなる
・「言葉」から「道理」を会得する

生き方としての『猫の妙術』―文庫版あとがきにかえて

内容説明

『猫の妙術』は江戸中期に書かれた剣術指南本です。その内容は「ネズミ獲りの名人である古猫が教えを説く」という設定ですが、そこで語られる教えはきわめて深淵。その奥深い教えを現代風の「新釈+解説」でわかりやすく紹介するのがこの本です。私たちは人生のさまざまな場面で「勝負」に直面します。そんなときに、緊張せず、ドーンと構えるためのメンタルの作り方を教えてくれる一冊です。

目次

新釈『猫の妙術』(猫、大鼠の退治に臨む;古猫、「勝負」と「上達」を語る;勝軒、「世界」を我がものにす)
『猫の妙術』解説(『猫の妙術』と「老荘思想」;新釈『猫の妙術』ガイド)

著者等紹介

佚斎樗山[イッサイチョザン]
万治2年(1659)~寛保元年(1741)。下総国関宿藩の久世家に仕えた。当時の啓蒙書「談義本」を多く書き、人気を博す。本名、丹波十郎右衛門忠明

高橋有[タカハシユウ]
東京都生まれ。文学修士(国文学専攻・専門は漢文学)。幼少期より剣道、空手、柔術、総合格闘技など様々な武術を経験。現在も修行中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さばずし2487398

25
江戸時代に書かれた老荘思想の入門書を現代に意訳。武術の精神の在り方を説き、山岡鉄舟なども読んでいたとか。とある武士の家に入ってきた大鼠の退治に、その道に長けた3匹の猫が挑むが尽く大敗。そこへ伝説の老猫が戦いもせず鼠を追い出した。その老猫が3匹と武士に説く教え。1700年代にこの様なかわいい設定で武術を説くという書物が存在していたのが面白い。武士にはなぜか猫の言葉がわかる所とか。しかし内容はやはり難しい。この世の決めつけは全て妄想、勝っても負けても良し、あるがままに任せる。この先も何度か本書を開くだろう。2025/03/23

chie

19
著者は、「談義本」という、中国思想の入門書の著者として知られているということ。この『猫の妙術』も、剣術に使われる技、気、心の身のつけ方が、老荘思想からどう捉えられているか、ねずみ獲りの名人・古猫によって端的に導かれていく。人間が人間らしく生きていくこと、それが道理に沿って生きていくことなのだろうと思った。そうであるためには、技を磨いたり、気をコントロールする術を身につけたりすることも大切なのだろうけれど、最後は自分の感性をどれだけ頼りにできるか、ということか。何度も読んでみたくなる、読まなければと思う本。2024/09/01

あつ子🐈‍⬛

7
猫本だ!と軽い気持ちで購入してみたところ、とてもいい買い物でした。古猫の口から語られるのは、いかに生きるべきか死ぬべきか。真の強さとは。悟りの境地とは─。 いやはや、我未だ木鶏たりえず。これからも精進してまいりまする。2021/01/29

takahiro suzuki

3
自分には難しかったかな。深いみたいだが自分の行動変容には至ってない。なるようになるしかない。2021/05/15

hirolele

3
とても分かり易い新釈でした。漢語や禅用語ばかりでは全く理解できなかったと思うので、とても良い本に出会えたと感謝です。文庫版あとがきも、良かったです。 2020/10/20

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