出版社内容情報
『猫の妙術』は江戸中期に書かれた剣術指南本です。
その内容は「ネズミ獲りの名人である古猫が教えを説く」という設定ですが、
そこで語られる教えはきわめて深淵。
その奥深い教えを現代風の「新釈+解説」でわかりやすく紹介するのがこの本です。
私たちは人生のさまざまな場面で「勝負」に直面します。
そんなときに、緊張せず、ドーンと構えるためのメンタルの作り方を教えてくれる一冊です。
<目次より>
◎『猫の妙術』
第一章 猫、大鼠の退治に臨む
勝軒、剣の道に惑う
大鼠、現る
機に応ずる「技」あらば仕損じることなし
黒猫、「技」を披露す
豪壮の「気」を以て臨めば負けることなし
虎猫、「気」を滾らせる
和する「心」で矛を止める
灰猫、「心」に寄り添う
「強さ」のみならずして強き者
「武神」の噂
古猫の鼠退治
第二章 古猫、「勝負」と「上達」を語る
古猫、「道理」を説く
技の見かけは妄想と知れ
「浩然の気」を身につけよ
不自然な「念」、道理をもたらす「感」
「道理」の純粋さを高めよ
「道理」の極致
第三章 勝軒、「世界」を我がものにす
勝軒、剣術の奥義を問う
剣術に奥義なし
勝ち負けは「妄想」と心得る
眼裏に塵あれば三界窄く
道理の姿を見つけ、妄想の夢から覚めよ
◎『猫の妙術』解説
『猫の妙術』と「老荘思想」
新釈『猫の妙術』ガイド
・三匹の猫はなぜ負けたのか
・「無限」に対応できる「技」でなければ勝つことはできない
・「浩然の気」とは何か?
・「作為」をなくす二つの段階
・「道理」は、「技」と一貫している
・すべてが一貫した先にある境地
・「勝ちたがる自分」を殺す
・物事の「とらえ方」の枠組みを外す
・「一」で物事をとらえれば人生の苦しみもなくなる
・「言葉」から「道理」を会得する
生き方としての『猫の妙術』―文庫版あとがきにかえて
内容説明
『猫の妙術』は江戸中期に書かれた剣術指南本です。その内容は「ネズミ獲りの名人である古猫が教えを説く」という設定ですが、そこで語られる教えはきわめて深淵。その奥深い教えを現代風の「新釈+解説」でわかりやすく紹介するのがこの本です。私たちは人生のさまざまな場面で「勝負」に直面します。そんなときに、緊張せず、ドーンと構えるためのメンタルの作り方を教えてくれる一冊です。
目次
新釈『猫の妙術』(猫、大鼠の退治に臨む;古猫、「勝負」と「上達」を語る;勝軒、「世界」を我がものにす)
『猫の妙術』解説(『猫の妙術』と「老荘思想」;新釈『猫の妙術』ガイド)
著者等紹介
佚斎樗山[イッサイチョザン]
万治2年(1659)~寛保元年(1741)。下総国関宿藩の久世家に仕えた。当時の啓蒙書「談義本」を多く書き、人気を博す。本名、丹波十郎右衛門忠明
高橋有[タカハシユウ]
東京都生まれ。文学修士(国文学専攻・専門は漢文学)。幼少期より剣道、空手、柔術、総合格闘技など様々な武術を経験。現在も修行中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さばずし2487398
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