出版社内容情報
中国戦国時代、一歩道を誤れば命を狙われる乱世の中、言葉一つで天下を自由自在に動かした遊説家たちの「策謀」の技術を本邦初公開。
内容説明
数多ある中国古典の中でも、異端の書として名高い『鬼谷子』。「孫子」こと孫〓(そんぴん)に兵法を授けたとされる鬼谷(鬼谷子)の思想をまとめた、この知られざる古典は、中国の戦麹時代に諸国の王たちを動かした「策謀術」であり、弁舌と頭脳で乱世を渡り歩いた遊説家の英知が結実したリアリズムの書でもある。時には道徳すら武器として用いて強者を思いのままに動かす、恐ろしくも実戦的な中国古典の真髄を解き明かす。
目次
はじめに 『鬼谷子』、ここに解禁
0章 『鬼谷子』とはなにか?
1章 『鬼谷子』の基本―言葉を支配する者がすべてを支配する
2章 「象比」と「飛箝」―相手の本心をえぐり出す技術
3章 「内〓」―「つながり」を利用し心の内側から説得する
4章 「揣摩」―感情の「割り符」で人を動かす技術
5章 「忤合」と「抵〓」―一〇〇%安全をはかる身の処し方、去就の操り方
6章 対話の本質はなにか?―最も危険な罠にはまらないために
7章 「本経陰符七術」―言葉のやりとりは気の戦いである
おわりに なぜ『鬼谷子』だったのか
著者等紹介
高橋健太郎[タカハシケンタロウ]
作家。横浜生まれ。上智大学大学院文学研究科博士前期課程修了。国文学専攻。専門は漢文学。言葉の使い方や読み解き方、古典や名著を題材にとり、独自の視点で研究・執筆活動を続ける。近年は特に弁論術・レトリックをテーマとしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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