テロリストの誕生―イスラム過激派テロの虚像と実像

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テロリストの誕生―イスラム過激派テロの虚像と実像

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  • サイズ 46判/ページ数 541p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794224200
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C0031

出版社内容情報

 二〇一五年から一六年にかけてフランスとベルギーというフランス語圏で相次いだ四つの事件は、大きな衝撃を残した。
……彼らは、ディープなイスラム社会から生まれ出たわけでもなければ、テロの遺伝子を引き継いだわけでもない。
テロリストに変貌するまで、彼らはごく普通の欧州市民だった。人はテロリストに生まれない。
どこかの時点で、何かをきっかけに、何らかの過程を経て、テロリストになるのである。(本書より)

▽メディアがその言論ゆえに標的となった〈シャルリー・エブド襲撃事件〉
▽街角のカフェや劇場が突如、戦場の様相を呈した〈パリ同時多発テロ〉
▽EUの拠点で空港・地下鉄がターゲットになった〈ブリュッセル連続爆破テロ〉
▽海岸沿いの遊歩道に憩う86人の命を一気に奪った〈ニース・トラック暴走テロ〉

「普通の欧州市民」として暮らしていた若者たちは、いかにして世界を震撼させる事件を起こすに至ったのか。
丹念な現地取材に加え、イスラム研究、政治学、社会学、心理学の最新論文や研究者インタビューによって
新たなテロリスト像を浮き彫りにする迫真のノンフィクション!

内容説明

「普通のEU市民」はいかにして「凶悪なテロリスト」に変貌したのか?シャルリー・エブド襲撃事件、パリ同時多発テロ、ブリュッセル連続爆破テロ、ニース・トラック暴走テロ…丹念な現地取材をもとに、新たなテロリスト像を浮かび上がらせる力作ノンフィクション!

目次

人はテロリストに生まれない、テロリストになるのだ
第1部 テロリストの誕生―『シャルリー・エブド』襲撃事件(孤児兄弟の原風景;運命の邂逅;死火山の町で ほか)
第2部 ヨーロッパ戦場化作戦―パリ同時多発テロ、ブリュッセル連続爆破テロ(なぜフランスは見誤ったのか;街角の戦場;バタクランの地獄 ほか)
第3部 ローンウルフの幻想―ニース・トラック暴走テロ(遊歩道の無差別殺人;「一匹狼」の虚実)
汝がテロの深淵を覗くとき、深淵もまた汝を覗いている

著者等紹介

国末憲人[クニスエノリト]
朝日新聞ヨーロッパ総局長。1963年岡山県生まれ。1985年大阪大学卒。1987年パリ第2大学新聞研究所を中退し、朝日新聞社に入社。パリ支局員、パリ支局長、論説委員、GLOBE編集長などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

125
フランスにおいて、2015年1月シャーリーエブド襲撃とその後まもなくのユダヤスーパー襲撃、同年の11月のパリ同時多発テロ。1995年以来のテロだった。なぜか? 作者が切り込む。・犯人の大部分は移民第二世代で親世代との確執。・EUの人権擁護の下で「イスラム国」での戦いの技術を鍛えたテロリスト達は難民に対する人道的な対応に紛れて欧州に舞い戻った。・テロは民主主義を逆手に取ってこれを損なおうとする企て。 ・右翼とテロリストの類似性(これは、ジョージ・オーウェルも言っていた) 。読み甲斐高し。2020/02/21

HANA

56
シャルリー・エブド襲撃事件、パリ同時多発テロ、ブリュッセル連続爆破テロ、ニース・トラック暴走テロ。2010年代にフランス、ベルギーで起きたテロを追ったノンフィクション。犯人の側から事件を追う事により、何故テロリストは生まれてしまうのかという疑問にも答える一冊となっている。ローンウルフという言葉があるように、いきなり一人の人間が引き起こすテロというイメージがあるが、著者が明らかにするのは刑務所やネットで出来ている過激派組織の繋がり。我が国でも裏バイトの勧誘等は同等の手段で起きているし、他人事ではないのかも。2024/08/17

パトラッシュ

12
イスラム過激派のテロリストなど単なる狂信者として片づけがちだが、彼らが決定的な一歩を踏み出す前に様々な人生や事情があったという当然の話を再認識させてくれる。特に欧州で生まれ育ちその価値観を身に付けたはずの移民の子がなぜという疑問は以前からあったが、フランスの事例をメスで解剖するように「過激化する」ことの正体を明らかにする。共産主義の崩壊で若者の理想が宗教に向き、テロ組織にも世代交代があり、右翼過激派と類似性があるとの指摘には頷かさせる。副題の通り「人はテロリストに生まれるのではなくテロリストになる」のだ。2019/11/13

kenitirokikuti

10
今週の本棚:池澤夏樹・評 『テロリストの誕生 イスラム過激派テロの虚像と実像』=国末憲人・著 - 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20200112/ddm/015/070/023000c フランスでは1996年以来、大規模テロを防いできた。▲〈細部に思わぬ発見がある。テロを実行するのは男だが、その背後に女たちがいる。イデオロギーを供給していたのは女だった。オウム真理教ではなく連合赤軍の時のように。〉2020/01/24

Yoko Kuramoto

3
いったい世界に起きてる事はなんなのか。日本はテロリスト先進国だと知らない日本人の方が多い。 イスラムがテロなんじゃない。 それだけは知って欲しい。2020/01/11

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