海に生きた百姓たち―海村の江戸時代

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794224040
  • NDC分類 662.1
  • Cコード C0021

内容説明

江戸時代の海の男たちの知られざる三〇〇年史。百姓=農民、ではない。海辺に生き、漁業を主ななりわいにした者たちも、身分的には百姓だった。漁法、利益配分、魚の輸送ルートなど、当時の漁業とはどのようなものだったのか?網元とその配下の網子たちの対立と協調の歴史とは?第一部で江戸時代の全国の海村の姿を網羅的に紹介しつつ、第二部では渋沢敬三が奥駿河湾岸で発見した古文書等を取り上げ、江戸期以降の漁業の実態を時系列で追いかける。

目次

序 江戸時代の村と海村
第1部 江戸時代の漁業とは―全国の事例を追う(網と漁法;東北・北陸;肥後天草;瀬戸内海;隠岐島;関東;琵琶湖)
第2部 海の男たちの三〇〇年史―戦国、江戸、明治‐伊豆半島の海村を深掘りする(伊豆半島の海村の古文書、発見;津元と網子による漁の世界―立網漁から、利益の分配、魚の売買・輸送ルートまで;戦国~江戸前期 立網漁の主導者津元に、網子が独自漁で対抗―長浜村を例に;江戸中期 津元批判を先鋭化させる網子たち;江戸後期 「新漁場」の操業で、漁業秩序に大亀裂)
明治維新における海村の大変革

著者等紹介

渡辺尚志[ワタナベタカシ]
1957年、東京都生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。国文学研究資料館助手を経て、一橋大学大学院社会学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

カール

4
静岡県の事例をメインに扱いながら、近世期の漁業について解説する。当時から水産資源保護の観点から漁の規制があった藩や漁業の為に植林するという発想が当時からあった事には驚いた。「資源保護」という考えは現代にかけて生まれたものだと思っていたからだ。当時からも水産資源の枯渇という危機感はあったのだろうか。また漁業を巡る村対村の対立を始め、身分や階層的な多くの対立を抱えていた漁師達はその一方で、役人に問題を訴え、役人の採決を元に問題を解決するすべを持っていた、かなり「物を言う」百姓であった事も見逃せない。2020/06/26

skr-shower

4
返却期限で駆け足。海苔と漁をしつつ田畑もしていたらしい、昔のわが町。東京湾も海運で動いていたらしいし、百姓は武士・商人・町人・流れ者以外という事でしょうか。2019/11/10

コーリー

4
百姓と農民は同義ではない。百姓とは江戸時代における身分を示す呼称であった。筆者はこれまで江戸時代の村と百姓についてさまざまな角度から記述した著作が多数あるが、どれも農村に暮らす百姓に偏っていたとの反省から、海に生きた百姓たち、すなわち漁業を生業とする漁師たちに焦点をあてて書かれたのが本書。主に内浦・静浦・西浦と呼ばれる地域(現静岡県沼津市)をフィールドに、多くの古文書や先行研究を参照しながら海に生きた百姓たちを現代の読者に分かりやすく伝えてくれる。この著者の本に偉人は出てこないが、どれもおもしろい。2019/10/14

ミッキー

2
かつての庶民の生活が描かれていて興味深い。都会の人が海村で閉口する様子に笑いを誘われました。環境の変化が生活をいかに変えるか。台風が過ぎて考えさせられました。参考になります。2019/10/12

黒酢

1
海村の暮らしを知りたくて読んでみたけどかなり分かりやすくて良かった。2024/07/01

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