出版社内容情報
真田幸村はなぜ徳川家康の本陣まで迫ることができたのか?など、川中島の
戦いから大坂夏の陣まで、8つの合戦の真実を読み解く。
内容説明
幸村はなぜ家康本陣に迫れたのか?秀吉はなぜ毛利攻めからすぐ帰れたのか?川中島から大坂夏の陣まで戦国時代の有名な8つの合戦とは実際はどのようなものだったか―。著者は広く流布している“通説”は、のちの勝者による書き換えであると断じて、残されている史料を駆使して真相を解き明かす。地形、陣地、合戦の推移、政治的状況などから眺めれば、真実の戦いが見えてくる。戦国時代に躍動した武将たちの姿、たぐいまれな戦略眼、失敗の数々が生き生きとよみがえる、戦国ファン必読の歴史読物。
目次
1 川中島の戦い―二人の名将の一騎打ちはあったか
2 織田信長の戦い―桶狭間と長篠の戦い、信長は戦巧者と言えるか
3 三方ヶ原の戦い―なぜ家康は負ける戦に出陣したのか
4 高松城水攻めと中国大返し―秀吉は“絶体絶命の危機”だったのか
5 賎ヶ岳の戦いと美濃大返しのトリック―なぜあっという間に帰れたのか
6 関ヶ原の戦い―大合戦の舞台裏、家康のドタバタ劇
7 大坂の陣と真田幸村―戦国の掉尾を飾った名将の戦い
著者等紹介
工藤健策[クドウケンサク]
横浜生まれ。明治大学卒業。ラジオ局に入社後、アナウンサー、ディレクターとして野球、ラグビー、サッカー等を取材。1989年度日本経済新聞・テレビ東京共催ビジネスストーリー大賞受賞。1992年度NHK「演芸台本コンクール」佳作入賞。2012年度東京千代田区主催ちよだ文学賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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