出版社内容情報
砂漠の国イスラエルはいかにして「豊富な水の国」になったのか?建国以来数十年をかけて築きあげてきた驚異の手法を学ぶ。世界中で「水」が失われつつある。食糧生産が打撃を受け、生活用水から飲料水まで水を確保できない社会が広がり、水源をめぐる武力衝突も拡大する。この死活問題にどう向き合うか――日本ではほとんど知られていないが、この水問題の多様な解決法に成功しているのが「砂漠の国」イスラエル。水不足どころか水資源立国に成功し、周辺国への水の提供までしている。建国以来数十年をかけて築きあげてきた驚異の手法に、水危機の解決法を学ぶ。
・わずかな水で農作物を育てる「点滴灌漑」の開発
・廃水を処理して農耕に使える「再生水」を生み出す新技術
・土地の「塩害」「砂漠化」を防ぎ、廃水による汚染を防ぐ
・海水を真水に変えるイノベーションで巨大プラントを大事業に
・灌漑法、廃水リサイクル法、海水淡水化のテクノロジーを輸出
・水の再生技術でグローバルな「水市場」創出に成功
・中国、インド、アフリカ、ブラジルの水問題を支援…ほか
セス・M・シーゲル[セスエムシーゲル]
1953 年、ニューヨーク市生まれ。水資源、国家安全保障、中東問題でニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナル等に寄稿、フォーリン・アフェアーズ外交問題評議会員、国際連合広報局のNGOセミナーなどで講演活動。
秋山勝[アキヤママサル]
立教大学卒業。出版社勤務を経て翻訳の仕事に。訳書に『テクノロジーが雇用の75%を奪う』『アメリカの中学生はみな学んでいる「おカネと投資」の教科書』(以上、朝日新聞出版)、『アベベ・ビキラ』『死を悼む動物たち』『他人を支配したがる人たち』『若い読者のための第三のチンパンジー』(以上、草思社)がある。
内容説明
点滴潅漑、廃水リサイクル、海水淡水化プラント…砂漠の国はいかにして水資源立国に成功したのか?水なき世界を救うイノベーションが、新たなグローバルビジネスをも生み出す!全米ベストセラー!
目次
第1部 水資源立国への道(水を敬う文化;水は国が管理する;給水システムを経営する)
第2部 水を生産する(したたる水で作物を育てる;廃水をふたたび水にもどす;海水を真水に変える;豊かな水の国に)
第3部 国境を越える水問題(グローバルビジネスとなった水;水の地政学―イスラエル、ヨルダン、パレスチナ;水の外交―中国、イラン、アフリカ諸国の場合;豊かなはずの国の水危機―ブラジル、カリフォルニアの場合)
第4部 イスラエルのソリューション(水の哲学)
著者等紹介
シーゲル,セス・M.[シーゲル,セスM.] [Siegel,Seth M.]
1953年、ニューヨーク市生まれ。コーネル大学卒業後、ヘブライ大学で国際関係学を専攻。その後、コーネル大学法学院で法務博士号を取得。弁護士、起業家、アクティビスト。水資源、国家安全保障、中東問題をテーマにニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナルをはじめ、ヨーロッパ、アジアのメディアに数多く寄稿するほか、フォーリン・アフェアーズ誌を刊行する外交問題評議会の会員でもある
秋山勝[アキヤママサル]
立教大学卒業。出版社勤務を経て翻訳の仕事に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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