出版社内容情報
小学生の交通事故で信仰に忠実な両親が子どもへの輸血を拒否し子どもが死亡する衝撃的な事件が起きた。この衝撃の事件の全貌を追う。1985年、川崎市高津区。小学生の男の子の交通事故で信仰に忠実な両親が子どもへの輸血を拒否し子どもが死亡してしまう衝撃的な事件が起きた。関係者への詳細な取材でこの事件の全貌を追ったノンフィクション。第11回講談社ノンフィクション賞受賞作。
大泉実成[オオイズミミツナリ]
ノンフィクション作家。1961年、東京生まれ。中央大学文学部哲学科、同大学大学院文学研究科修了。『夢を操る』(講談社文庫)『消えたマンガ家』(太田出版/新潮OH!文庫)『麻原彰晃を信じる人びと』(洋泉社)『人格障害をめぐる冒険』(草思社)『萌えの研究』(講談社)ほか、漫画家水木しげる氏との共著も多数。編著に『本日の水木サン』(草思社)などがある。本書の単行本(現代書館刊)で1989年講談社ノンフィクション賞を受賞。
内容説明
1985年、10歳の少年が交通事故で瀕死の重傷を負った。駆けつけた両親は息子への輸血を拒否する。信仰する宗教が輸血を禁じていたからだ。輸血しなければ少年は死ぬ。それでも両親は輸血を拒否しつづけた。なぜなのか―。自身が幼少期にエホバの証人だった著者が、多くの関係者に取材して事件の真相に迫っていく。死の間際に少年がもらしたという「生きたい」という言葉の意味とは。宗教とは何か、生きるとは何か、という問いに真正面から向き合った力作。第11回講談社ノンフィクション賞受賞作。
目次
プロローグ こやた荘―愛と麻雀の日々
入院
奇遇
研究生
人々
血
旅
女
医師
子
道
説得
夜
著者等紹介
大泉実成[オオイズミミツナリ]
1961年東京生まれ。ノンフィクション作家。中央大学大学院哲学科修了。デビュー作である『説得―エホバの証人と輸血拒否事件』で第11回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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