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出版社内容情報
江戸時代、遭難して孤島に流された男たち。十数年を経て生還した彼らは、漂流生活をどう生き延びたか。探検家が7年がかりで追跡!江戸時代、流刑地・八丈島よりさらに三百キロ南にある鳥島に、十数年おきに日本人漂流民が流れ着いた。窮地に立たされた彼らの前に姿を現した洞窟。そこには、歴代の漂流者が生きる術を記した書き置きが残されていたという。その洞窟は、今もあるのか。
『ロビンソン漂流記』のモデルとなった漂流民の住居跡を発見し世界に報じられた探検家が、鳥島を踏査。漂流民たちの劇的な生涯に迫る壮大なノンフィクション。
・静岡の甚八、19 年3 ヶ月の漂流は、世界最長記録
・島に生息するアホウドリを一羽も殺さずに生きた者たち
・将軍・吉宗が、生還した漂流民を江戸城で歓待
・鳥島に漂流したジョン万次郎が生還後、また鳥島に向かった謎
・井伏鱒二、吉村昭らはなぜ鳥島漂流民を題材に小説を書いたか
高橋大輔[タカハシダイスケ]
1966 年、秋田市生まれ。探検家・作家。2005 年、米ナショナル・ジオグラフィック探検隊のリーダーとして、実在たロビンソン・クルーソーの住居跡を発見。探検家クラブ(米国)、王立地理学協会(英国)フェロー会員。著書に、『12 月25 日の怪物』(草思社)、『ロビンソン・クルーソーを探して』(新潮社)など。
内容説明
江戸時代、江戸から南へ約六百キロの絶海の孤島、鳥島に、幾度も日本人漂流民が流れ着いた。活火山の島で、食料は海藻や貝、アホウドリ程度。この極限状況の中で彼らを支えたのが、洞窟だった。洞窟には過去、島から脱出した者たちが、鍋、釜などの生活具や、脱出の経緯などを記した伝言を残していた。これに力を得た漂流者たちはその洞窟に住み、自身が島を脱出する際にも後の漂流者を想い、持てる限りの物資や伝言を洞窟に残したという。現地鳥島に渡り、漂流民たちの壮絶な生に迫る渾身のノンフィクション。
目次
命をつなぐ洞窟
アホウドリ先生
残された日誌
パイオニアたちの遺産
気象観測員と火山
波涛を越えて
決死の上陸
溶岩地帯をゆく
白米と風呂
漂流の日々を追う
脱出への道のり
生還者たち
探検の回廊
可能性の扉
江戸時代を航空写真で
科学的論証
もう一つのドラマ
著者等紹介
高橋大輔[タカハシダイスケ]
1966年、秋田市生まれ。探検家、作家。「物語を旅する」をテーマに、世界各地に伝わる神話や伝説の背景を探るべく、旅を重ねている。2005年、米国のナショナルジオグラフィック協会から支援を受け、実在したロビンソン・クルーソーの住居跡を発見。探検家クラブ(ニューヨーク)、王立地理学協会(ロンドン)のフェロー会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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