漂流の島―江戸時代の鳥島漂流民たちを追う

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漂流の島―江戸時代の鳥島漂流民たちを追う

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  • サイズ B6判/ページ数 352p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794222022
  • NDC分類 291.36
  • Cコード C0095

出版社内容情報

江戸時代、遭難して孤島に流された男たち。十数年を経て生還した彼らは、漂流生活をどう生き延びたか。探検家が7年がかりで追跡!江戸時代、流刑地・八丈島よりさらに三百キロ南にある鳥島に、十数年おきに日本人漂流民が流れ着いた。窮地に立たされた彼らの前に姿を現した洞窟。そこには、歴代の漂流者が生きる術を記した書き置きが残されていたという。その洞窟は、今もあるのか。
『ロビンソン漂流記』のモデルとなった漂流民の住居跡を発見し世界に報じられた探検家が、鳥島を踏査。漂流民たちの劇的な生涯に迫る壮大なノンフィクション。

・静岡の甚八、19 年3 ヶ月の漂流は、世界最長記録
・島に生息するアホウドリを一羽も殺さずに生きた者たち
・将軍・吉宗が、生還した漂流民を江戸城で歓待
・鳥島に漂流したジョン万次郎が生還後、また鳥島に向かった謎
・井伏鱒二、吉村昭らはなぜ鳥島漂流民を題材に小説を書いたか

高橋大輔[タカハシダイスケ]
1966 年、秋田市生まれ。探検家・作家。2005 年、米ナショナル・ジオグラフィック探検隊のリーダーとして、実在たロビンソン・クルーソーの住居跡を発見。探検家クラブ(米国)、王立地理学協会(英国)フェロー会員。著書に、『12 月25 日の怪物』(草思社)、『ロビンソン・クルーソーを探して』(新潮社)など。

内容説明

江戸時代、江戸から南へ約六百キロの絶海の孤島、鳥島に、幾度も日本人漂流民が流れ着いた。活火山の島で、食料は海藻や貝、アホウドリ程度。この極限状況の中で彼らを支えたのが、洞窟だった。洞窟には過去、島から脱出した者たちが、鍋、釜などの生活具や、脱出の経緯などを記した伝言を残していた。これに力を得た漂流者たちはその洞窟に住み、自身が島を脱出する際にも後の漂流者を想い、持てる限りの物資や伝言を洞窟に残したという。現地鳥島に渡り、漂流民たちの壮絶な生に迫る渾身のノンフィクション。

目次

命をつなぐ洞窟
アホウドリ先生
残された日誌
パイオニアたちの遺産
気象観測員と火山
波涛を越えて
決死の上陸
溶岩地帯をゆく
白米と風呂
漂流の日々を追う
脱出への道のり
生還者たち
探検の回廊
可能性の扉
江戸時代を航空写真で
科学的論証
もう一つのドラマ

著者等紹介

高橋大輔[タカハシダイスケ]
1966年、秋田市生まれ。探検家、作家。「物語を旅する」をテーマに、世界各地に伝わる神話や伝説の背景を探るべく、旅を重ねている。2005年、米国のナショナルジオグラフィック協会から支援を受け、実在したロビンソン・クルーソーの住居跡を発見。探検家クラブ(ニューヨーク)、王立地理学協会(ロンドン)のフェロー会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

46
 クレイジージャーニーで氏の存在を知って。伊豆諸島の中の鳥島の漂流民の洞窟を探すもの。漂流民の悲喜こもごももさることながら、アホウドリの悲しい運命にも嘆息した。都庁の方には「探検」に敬意を払ってもらえたら、嬉しい。2017/06/08

としちゃん

35
かのジョン万次郎も漂着したと言う鳥島に当時漂着した人が暮らしていた痕跡を探しに行く探検家の話。鎖国政策をとっていた幕府の方針で船の開発をさせなかったことで、当時、考えられないくらいの船が漂流しました。12年4ヶ月後に生還した長平のついては吉村昭氏の「漂流」に詳しく書かれていて、かなり読み応えのあるおすすめの一冊ですが、今この時代に、またそこを調査しようと思う?!安易に調査させてくれないお役所の厳格さもすごいし。探検家って超人的精神力ですね。すごすぎ。2017/06/18

jahmatsu

34
伊豆諸島の無人島、鳥島(一般の立ち入り禁止)。江戸時代からの多くの漂流民達が流れ着き、その生活の痕跡を丁寧に追い壮絶な島での生活が語られている。実際に島を探検し住居跡を見つけるは、ジョン万次郎は男前だは、東京都の対応に頭くるは、、とドラマチックかつ感動的。著者をもう一度島へ行かせてあげて続編を期待しちゃう。2020/03/22

kawa

17
江戸時代の漂流民が暮らした無人島の洞窟を探すノンフィクション。東京都が自然保護を理由にして調査を認めないのだから仕方ないのだが、便乗的な一回の訪問のみで、後は文献的推理の展開ではやや欲求不満感は残る。しかし、悪条件の中で一冊の本を仕上げた著者には拍手。あまり馴染みの無い鳥島の歴史や現在の状況が知れるだけでも興味深いことだ。 2016/08/21

まーみーよー

16
吉村昭「漂流」の長平や、ジョン万次郎が漂着した鳥島についての考察。著者は鳥島関連の史料や作品をよく調べ、わかりやすくまとめているなという印象をもった。江戸時代から気象観測所閉鎖、その後のアホウドリ保護活動まで体系的にまとめあげている。そして実際に火山調査隊を「お手伝いする」形で鳥島に上陸もしている。ここには漂流民を考古学的に調査するための許認可が役所からとれないという、何とも腹立たしい問題もはらんでるのだが。今は絶滅危惧種アホウドリ保護活動のための上陸のみの許可なのは、明治の玉置氏の乱獲の因果なのか。2020/01/12

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