カルチャロミクス―文化をビッグデータで計測する

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カルチャロミクス―文化をビッグデータで計測する

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794221872
  • NDC分類 007.6
  • Cコード C0033

出版社内容情報

歴史学や語学、文学などの人文科学の研究にも、ビッグデータの波が襲いかかろうとしている!。全く新しい研究を紹介する。

Google がスキャンした大量の書籍(過去、数世紀ぶん!)から、各年に発行された本に使われている単語・フレーズの使用頻度をグラフに示す「グーグル・N グラム・ビューワー」。この技術の登場で、文献をビッグデータとして活用するまったく新しい人文科学が誕生した。「カルチャロミクス」と名づけられたこの新しい研究を紹介する。

【著者紹介】
2010 年にハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号取得。2009 年にはMIT テクノロジー・レビュー誌が選ぶTR35(最もイノベーティブな35 歳以下の35 人)のひとりに選ばれた。

内容説明

歴史も、文学も、言語も、測れば見える、新しい真実!Googleがスキャンした数百万冊の書籍の中に登場する任意の単語・フレーズの出現頻度を、年ごとにプロットするシステム「グーグル・Nグラム・ビューワー」。開発者が、この技術を使った新しい人文科学研究を紹介する。

目次

第1章 歴史を見通す新しい眼鏡
第2章 ジップの法則と不規則動詞たち
第3章 ビッグデータで辞書を評価する
第4章 名声を定量化することは可能か?
第5章 言論弾圧の痕跡を測る
第6章 集合的記憶と集合的忘却
第7章 ビッグデータがもたらす未来

著者等紹介

エイデン,エレツ[エイデン,エレツ] [Aiden,Erez Lieberman]
2010年にハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号取得。数年間、ハーバード大のソサエティ・オブ・フェローズ、Google社の客員研究者をつとめた後、ベイラー医科大学とライス大学の助教に就任し、そこでゲノム・アーキテクチャー・センターを率いた。2009年にはMITテクノロジー・レビュー誌が選ぶTR35(最もイノベーティブな35歳以下の35人)のひとりに選ばれた。2012年には、合衆国政府が若手研究者に与える最高の栄誉であるPECASE賞を、ホワイトハウスより受けた

ミシェル,ジャン=バティースト[ミシェル,ジャンバティースト] [Michel,Jean‐Baptiste]
フランス人、モーリタニア人。科学者、起業家。データ科学企業のクオンティファイド・ラボの創設者。ハーバード大学の準研究員。Google社の客員研究員を務めたこともある。フランスのエコール・ポリテクニークを卒業。2010年にハーバード大学で博士号取得。フォーブス誌が選ぶ「30歳以下の30人」のひとりに選ばれた。ニューヨーク、ブルックリン在住

阪本芳久[サカモトヨシヒサ]
1950年神奈川県生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。出版社勤務を経て翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

119
グーグルが過去の本からの使用されている言葉などをピックアップしてその時代がどのような時代なのかを推測していくという試みで、ひとつのビッグデータ解析のあり方で参考になります。私はビビッグデータについては結構懐疑的な見方をしてきましたが、このような分析の仕方を見て眼からうろこでした。本ばかりではなく、チャットやSNSなどを分析する方法も出てきますね。後は言語の問題をどうするかですね。面白い本でした。2016/08/28

ゆーじん

41
世界中の図書のデータ、つまりビッグデータを人が自由に解析できるようになって見えてきた、文化の驚きの真実とは? 例えば、名声を得るには、次の6種の職業しかない。ー俳優、著述家、政治家、科学者、芸術家、数学者。あとは申し訳ないが、図に入り切らないので、とのこと。また、独裁政治などによる言論弾圧の実効性と、抑圧された思想、人物の復権の過程なども、克明に読み取れるようになったという。モヤモヤしたビッグデータの先に見えてくる鮮明な現実に、驚かされた。2016/06/23

くさてる

30
なんて刺激的で面白い。グーグルブックスというビッグデータを利用する、そのこと自体は誰でも考えることだけれど、さて、どのように?という視点からはじまった研究は、時代に沿って英単語の出現頻度を探ることにより文化を計測する試みだった。英単語なので、なじみが薄い部分もあるけれど、とらえどころがあるようでない「名声」の正体や、政治的な理由による歴史的事実の抹消は可能なのかという部分など、面白く読めました。今後の成果ももっと知りたいです。2016/08/17

ロア

30
英語の不規則動詞の話が興味深くとても納得できた。そして、1年間に約8,400もの新英単語が生まれてる!ってすごいな。。アメリカ英語とイギリス英語が乖離するのも必然の事ですね。ライフ・ログについては、その状況が過剰になってゆく社会は不気味だと思った。研究の為とはいえ産まれたばかりの我が子を被験者にするのもやり過ぎと感じる。成長した本人が「全記録が残ってて嬉しい!」と思うかもだけど。却って、自らを被験者とし記憶と忘却の実験研究にいそしんだエビングハウスには、よくやり遂げたね!と賞賛の気持ちでいっぱい(^ω^)2016/04/10

xyzw

17
これまで著しく困難だった人文科学における定量的な分析を、Googleが保有するビッグデータの力を駆使して実現しようとする挑戦的な試みとその経緯、そして分析から得られたいくつかの興味深い示唆が、ユーモアに満ちた筆致で描かれている。本著で紹介されたNグラムビューアーを早速使ってみたところ、まさに筆者が述べた通りの時間泥棒であることがよく理解できた。単語の綴りやコロケーションの変遷はもちろん、アイデア次第で検閲の歴史や偉人たちの栄枯盛衰すら定量化できるこのツールの強力さは、実際に利用して実感するのが一番だろう。2021/04/04

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