草思社文庫
二・二六 帝都兵乱―軍事的視点から全面的に見直す

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  • サイズ 文庫判/ページ数 361p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794221803
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0121

出版社内容情報

昭和十一年二月二十六日、雪中の帝都・東京で、在京勤務の将校が中心となり、昭和維新を断行するべく部隊を動かし、重臣たちを襲撃・殺害した。明治維新以降、首都で起きた最大の騒乱だった。この事件をあくまでも戦史としてとらえ、戦場の環境、決起・鎮圧側双方の戦略方針、戦闘経過の流れ、さらには将校たちの心理を考究。決起の真の目的と敗退の理由、大東亜戦争への影響を冷徹に描き出した画期的な「二・二六事件」史。

【著者紹介】
軍事史研究家。1950年、神奈川県生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。国士舘大学大学院政治学研究科修士課程修了。

内容説明

昭和11年2月26日、雪中の帝都・東京で在京勤務の将校が中心とした、昭和維新を断行すべく部隊を動かし、重臣たちを次々と襲撃・殺害した。―明治維新以降、首都で起きた最大の騒乱だった。この事件を軍事的視点に立って真正面からとらえ、戦場の環境、決起・鎮圧側双方の戦略方針、戦闘経過の流れ、さらには将校たちの心理を考究。決起の真の目的と敗退の原因、大東亜戦争への影響を冷徹に描き出した画期的な二・二六事件史。

目次

第1章 最大の軍都、東京
第2章 決起した将校たちの実像
第3章 軍内革新勢力の分裂
第4章 テロの季節
第5章 決起への道程
第6章 昭和十一年二月二十六日
第7章 決起成功に傾いた情勢
第8章 状況一転、武力鎮圧へ
第9章 なぜ決起は敗退したのか
終章 昭和維新の結末

著者等紹介

藤井非三四[フジイヒサシ]
軍事史研究家。1950年神奈川県生まれ。中央大学法学部法律学科卒、国士舘大学大学院政治学研究科博士課程修了(朝鮮現代史専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

44
NHKでドキュメンタリーが放送された当時は、ご健在な関係者からの証言の発掘も可能だっただろうが、すでに事件から80年、それは望んでも無理だろう。先月亡くなられた『置かれた場所で咲きなさい』の著者・渡辺和子さん(渡辺錠太郞氏のお子さん)のことが頭にあって読んだ。軍の人事異動が事件に及ぼした影響の大きさ、市街での戦闘としての動きなど、今までの本と違った視点が新しい。2017/01/28

金吾

24
○軍内部の話や当時の世情に触れられている部分が面白かったです。蹶起から瓦解までの話もわかりやすかったです。2022/08/12

CTC

14
16年草思社文庫、単行本は10年同社。『陸軍派閥』ほかの“異才”藤井非三四氏による2.26事件である。関連本が数多ある中で、この事件が「徴兵制で入営した」兵を率い、「軍事力の行使」をしたものである点に着目して、日本陸軍という組織の特色から事件を深掘りする。 例えば五代目柳家小さんが事件に巻き込まれて、“子ほめ”だったかを披露したエピソードは知っていても、実は小さんら初年兵が、入営して45日ほどで事件に巻き込まれたとはちょっと盲点だ。そんな兵を巻き込んだ事も罪だが、そんな歩哨に誰何されたら反発しますよなぁ。2018/11/14

波 環

9
二・二六事件を当時の陸軍のガバナンス、コンプライアンスを強調して考察している。『失敗の本質』の二・二六事件版のように読めた。 事件の当事者達の陸軍内での立ち位置を、陸大卒、成績、指向性などキャラクター的な側面からみていていく。 印象に残ったのは、事件後の陸軍の粛清人事異動で、トップ層の入れ替えを行わなければいけなくなり、慣例ではありえなかったポジションにつく人が出てきて(東條英機、阿南惟幾など)、太平洋戦争での陸軍のカラーにつながっていったこと、事件が徴兵制を揺るがす原因になりかねなかったこと。2018/12/05

iceman

4
2.26事件を扱う書籍が多い中でも軍部の組織的な側面から当時の状況や経緯を考察されており自分の知らなかった事が数多く記載されていました。中でも北一輝の関わり方と石原莞爾の動きの不思議さに興味を持ちました。2022/02/20

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