草思社文庫
定年後に読みたい文庫100冊

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  • サイズ 文庫判/ページ数 526p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794221605
  • NDC分類 019
  • Cコード C0195

出版社内容情報

文庫本をこよなく愛する著者が、これまでに読んだおよそ4000 冊の本から、いっさいの見栄や世評からの影響を排し、「おもしろいかどうか」だけの基準で選んだ珠玉の文庫100 冊を紹介する。文庫書き下し。

選考の基準はたった一つ。読んで「おもしろいかどうか」だけ。
こんな歳になって、苦しむだけの読書はもうごめんである。

穂村弘『絶叫委員会』、堀田善衛『方丈記私記』、シャルル・ヴェグネル『簡素な生活―一つの幸福論』、藤沢周平『用心棒日月抄』、亀井宏『ガダルカナル戦記』、神坂次郎『今日われ生きてあり』、ロバート・B・パーカー『初秋』、小牟田哲彦『去りゆく星空の夜行列車』、植村直己『青春を山に賭けて』……etc

【著者紹介】
1947年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。洋書輸入会社に34 年間勤務ののち、2006 年末に退職。1988 年、第7 回毎日21 世紀賞受賞。著書に『結論で読む人生論』『定年後のリアル』『定年後7年目のリアル』『いつか見たしあわせ』(いずれも草思社)、その他多数。

内容説明

文庫本をこよなく愛する著者が、これまでに読んたおよそ4000冊の本から、一切の見栄や世評からの影響を排し、「おもしろいかどうか」だけの基準で選んだ文庫100冊を紹介する。

目次

文庫本礼賛
なんでもかんでも―ノンジャンル1
あれもこれも―ノンジャンル2
美しい人間を見たい―時代小説
人間の生と死―戦記物
これが男の中の男だ―ミステリー小説
旅と山と―地上と天上の愉楽
古典・名作はどうでもいい
さまざまな理由による番外編
別格の9作品
文庫にしてもらいたい本

著者等紹介

勢古浩爾[セココウジ]
1947年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。洋書輸入会社に34年間勤務ののち、2006年末に退職。1988年、第7回毎日21世紀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

117
本屋に行ったら新刊文庫で並んでいたので購入してしまいました。自分自身はもう定年後と同じなのですが、まだ気持ちとしては現役と同じようなので今後に読むべき本はどのようなものがあるのか興味がありました。この著者の好みとは少し異なっているせいか、100冊の中で読んだのは3~4割くらいで楽しみが増えそうです。番外編や文庫にしてもらいたい本などはその通りだと思いました。楽しめます。2015/12/18

寺(いつも上品でごめんね)

91
「勢古浩爾は思索の人である」と言ったのは宮崎哲弥だったか。私は『こういう男になりたい』を読んで以来、勢古浩爾を信用している。考えている事が気になる一人である。その静かな男らしさは気持ちが良い。その勢古のお薦め文庫100冊ガイド。題名の「定年後」というのは余り関係ない。私は著者の様に戦記やミステリーや旅行記が好きではないので、それらの章は斜め読みになったが、その他の部分を面白く読んだ。共感する事も多い。寡黙でタフな男が登場する本が好きな様だ。これに共感する女性に出会いたい。団塊世代の良い部分が勢古だろう。2016/07/29

ホークス

31
60代の著者が、男の子らしい繊細さとワイルドさで文庫数百冊を激賞又はボロカスに。「定年後に読みたい」だから、綺麗事もお世辞も見栄も無し。人気作もクソミソなので腹も立つが、そこが笑い所。一冊目からガンコ爺の丸山健二「安曇野の白い庭」。佐野洋子を「人として真っ当」と敬愛する。スポーツ、戦記、登山物はマッチョ志向。哲学や文学の「必読書」に群がる虚栄心を痛烈に叩く。人間は体感しないと理解出来ないくせに少しでも偉ぶりたい、その本質は昔と変わらない。ユルい自由落下時代も見える物は昔と一緒ですよ、と耳打ちしたい。2016/09/08

ばりぼー

27
馳星周はヴァクス『凶手』の解説で、「この世に『卑しい街を行く騎士』など存在しない。あるのは卑しい街で地べたを這い回って生きている卑しい人間たちだけなのだ」と書いているが、私が読みたいのは断然「卑しい街を行く騎士」の物語である。小説の魅力は物語の面白さと主人公の魅力である。「男の中の男」を見たいのではない。くだらぬ属性と傲慢な価値観にとらわれた男たちの「外」に飛び出した男、つまり男の外の男こそ、わたしはミステリー小説に見たいと思ったのである。『初秋』『燃える男』『極大射程』『シブミ』『血の裁き』『罰金』↓2021/05/09

kubottar

23
定年後といわずに今すぐ読みたくなってくる本がたくさんありました。2019/07/01

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