出版社内容情報
日本海軍、最後の極秘決戦兵器とも呼ばれる「伊四〇〇型潜水艦」の全容を、存命の艦長や飛行長など関係者への幅広い取材と資料をもとに、臨場感あふれる人間ドラマとして再現した本格ノンフィクション作品!
山本五十六の発案で、ニューヨーク等の爆撃、パナマ運河破壊などの作戦に投じられる予定が、戦局に追いつかず最後の作戦に向かう途中で敗戦を迎え、アメリカに投降。その先進的な技術と運用の発想は、新しい戦略兵器の可能性にいち早
く気づいた米国を驚愕させ、ソ連に情報が渡る前に爆破した。
NHK「歴史秘話ヒストリア」でも話題沸騰。
■ 1945 年8 月28 日、米潜水艦セグンドが遭遇した謎の巨大潜水艦
■ 山本五十六の戦略、真珠湾奇襲の次は「アメリカ本土爆撃」だった
■ 極秘プロジェクト、新型搭載攻撃機「晴嵐」開発の全容
■ パナマ運河爆撃作戦に向けての秘密訓練そして特攻計画
■ 潜水艦隊旗艦・伊401 での有泉司令と南部艦長との対立
■ アメリカ軍鹵獲後の伊400、伊401 の運命、友情の芽生え
■ ハワイ・オアフ島沖での伊400 艦体の精査状況 ……ほか
ジョン・J・ゲヘーガン[ジョン ゲヘーガン]
著・文・その他
秋山 勝[アキヤママサル]
翻訳
内容説明
「晴嵐」三機搭載、無給油で地球一周半。潜水艦の概念を覆した超大型の潜水空母。日米双方の記録、資料、当事者取材によって緻密を極めたノンフィクション!
目次
第1部 プロローグ(にらみ合い;伊四〇一潜)
第2部 建造準備(誕生;南部伸清 ほか)
第3部 紛糾(原案削減と復活;南部の試練 ほか)
第4部 任務(南部と伊四〇一潜;六三一空 ほか)
著者等紹介
ゲヘーガン,ジョン・J.[ゲヘーガン,ジョンJ.] [Geoghegan,John J.]
ニューヨーク・タイムズの通信員を経て、コネチカット・マガジンに勤務。現在、SILOE研究所記録資料部門の専任理事。専門とするテーマは、商業的には成功しなかったものの時代に先駆けた革新的なテクノロジーについての調査・報道で、とくに航空史、海洋エンジニアリングに詳しい。現在、リベラル系インターネット新聞ハフィントン・ポストでコラムを執筆するとともに、ニューヨーク・タイムズの科学欄、エア&スペース・スミソニアン、ワイアード、ポピュラーサイエンス、アビエーション・ヒストリー、サンフランシスコ・クロニクルなどに寄稿している
秋山勝[アキヤママサル]
立教大学卒業。出版社勤務を経て翻訳の仕事に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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