草思社文庫
名編集者パーキンズ〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 499p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794221322
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0198

出版社内容情報

ヘミングウェイ、フィッツジェラルド、トマス・ウルフ――アメリカの文学史に名を残すことになる若き作家たちを発掘し、その才能を引き出した伝説の編集者パーキンズの評伝。作家に寄り添う編集者として、時にはカウンセラーとなり、恋愛相談役となり、マネージャー、金貸しの役割まで果たした。その熱意溢れる仕事ぶりを支えたのは「この世に書物ほど大切なものはない」という信念だった。全米図書賞受賞作。

【著者紹介】
1971年、プリンストン大学卒。パーキンズを扱った卒業論文でチャールズ・ウィリアム・ケネディ賞受賞。その論文を大幅に加筆した本書で全米図書賞を受賞。また本書を原案として映画化が進行中。他の著作に『虹を掴んだ男―サミュエル・ゴールドウィン』(文藝春秋刊)、ピュリッツァー賞受賞の『リンドバーグ―空から来た男』(角川書店刊)、キャサリン・ヘップバーンとの交友を回想したKate Rememberedなど、全米ベストセラーとなった評伝を多数発表している。ロサンゼルス在住。

内容説明

ヘミングウェイ、フィッツジェラルド、トマス・ウルフ―アメリカの文学史に名を残すことになる若き作家たちを発掘し、その才能を引き出した伝説の編集者パーキンズの評伝。作家に寄り添う編集者として、時にはカウンセラーとなり、恋愛相談役となり、マネージャー、金貸しの役割まで果たした。その熱意溢れる仕事ぶりを支えたのは「この世に書物ほど大切なものはない」という信念だった。全米図書賞受賞作。

目次

第1部(本当のもの;楽園にて;生い立ち;拡張の年;新しい家;仲間たち;人格者;心のこもったささやかな援助)
第2部(信頼の危機;助言者として;悲しみの日々;女と男)

著者等紹介

バーグ,A.スコット[バーグ,A.スコット] [Berg,A.Scott]
1971年、プリンストン大学卒。パーキンズを扱った卒業論文でチャールズ・ウィリアム・ケネディ賞受賞。その論文を大幅に加筆した『名編集者パーキンズ』で全米図書賞を受賞。他の著作にピュリッツァー賞受賞の『リンドバーグ―空から来た男』(角川書店)など、全米ベストセラーとなった評伝を多数発表している。ロサンゼルス在住

鈴木主税[スズキチカラ]
1934年東京生まれ。2009年没。翻訳家。ウイリアム・マンチェスター『栄光と夢』(草思社)で翻訳出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

69
アメリカの有名な作家を見出した編集者の伝記です。この本を読むと作家というのはいい編集者に出会うということがキーとなっていることがわかります。また編集者の仕事というのは作家と読者の架け橋のような役割を担っていたということもよくわかります。編集者志望の方にとっての必読書でしょうね。2015/06/29

シナモン

7
ヘミングウェイ、フィッツジェラルドを一時期読みふけり、彼らについてもっと読みたいなぁと思っていたので、映画化を機に読了。本書は上記二人とも関係が深い編集者パーキンスについての本ですが、もちろん作者たちのエピソードも数々出てきて嬉しいかぎり。分厚い文庫本のため日々少しづつ読みふけり楽しかったです。上巻は各作者の華々しいデビューがありましたが、社会が不安定になっていく中これからどうなっていくのか、下巻に続きます。2016/12/03

Z

6
つまらなくはない。今の編集者もこんな感じで仕事しているかどうかは知らないが、色々クセのある人々とかかわり合い、適切な助言や援助を送るパーキンズはかなり魅力的だった。パーキンズ自身の生い立ちなり性格等は軽い程度で済ませられ、ヘミングウェイとフィッツジェラルドの二人を軸に何人かの作家がでてきて、彼らとの関わりを基調に話は進み、アメリカ作家のゴシップ等も盛り込まれ興味深く読めた。作品を削ったり、こうしたほうがよいとアドバイスを送ったりこんなに編集に関わるのかと驚き。後の感想は下巻読んでから。2016/12/27

Mana

6
ハードカバーで読んだけど、文庫の方が感想が多いので文庫で投稿。上下巻まとめ。映画の予習に読みました。映画はウルフとの関係を中心に置いているみたいだけど、本書ではパーキンズを中心にたくさんの作家が出てきて、知ってる作家も知らない作家も読んでみたくなる。2016/11/06

511

4
1.編集者というより保母(保父)。作者を励まし、借金を肩代わりし、悩みを聞いて同情心と慰めを与える。これを読むと「物書き」という人種がどれほどエゴの塊になれるか(鼻持ちならない人種になれるか)がわかる。パーキンスは愚痴っぽくならない。パーキンスは常にフラットで、物書きが望んでいるものを常に提供しているように思える。人たらしだ。2.P199「できることなら22歳のあのころに戻りたいものです。どれほどみじめな状態にあってもひたむきになれるあの情熱をもって」P429「人生とは失意を味わうことに他ならない」 2021/09/24

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