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草思社文庫
新・外交官の仕事

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  • サイズ 文庫判/ページ数 286p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794221070
  • NDC分類 319
  • Cコード C0131

出版社内容情報

東欧課長、ボストン総領事、ロシア大使館公使などを歴任した元外交官の著者が外交の実態を描くと同時に外交の機微を論じる。

【著者紹介】
1947年東京生まれ。1970年東京大学教養学部卒、外務省入省。ハーバード大学大学院ソ連研究センター、モスクワ大学文学部などに留学。東欧課長、ボストン総領事、ロシア大使館公使、ウズベキスタン・タジキスタン大使などを歴任。2004年外務省を退職、日本政策投資銀行設備投資研究所を経て現在、フリーの評論家。日英中露の4カ国語で人気サイトjapan and world trendsを主宰。またメールマガジン「文明の万華鏡」を「まぐまぐ」から発行。著書に『ソ連社会は変わるか』『ソ連の試練』(いずれもサイマル出版会、筆名嵯峨冽)、『遥かなる大地』(草思社、筆名熊野洋)、『意味が解体する世界へ』『外交官の仕事』『米・中・ロシア 虚像に怯えるな』(いずれも草思社)、『ロシアにかける橋』(かまくら春秋社)など。

内容説明

外交官とは何する人ぞ?―外国語もできない普通の若者だった著者が「外交官」となり、モスクワ大学等での研修を経て、スウェーデン、ボストン、ロシア、ウズベキスタン・タジキスタンでの任務を経験するなかで学んだ“外交”の意義、外交官の交渉術、情報収集・分析力を語る。日本の外交政策の決定過程、世界から日本に向けられるまなざし―国家と国家のはざまに立つ外交官から見た、日本とは?世界とは?現在の日本外交の実像から、これからの「世界の中の日本」のあり方を問いかける。

目次

第1章 大使館とは何をしている(いない)ところなのか
第2章 日本の外交官はどうやってつくられているか
第3章 本国にいる時の外交官―陸に上がった魚?
第4章 日本が持っている情報
第5章 日本外交の資産としてのODA
第6章 「文化立国」?―外交の手段としての文化
第7章 外交官の人事
第8章 交渉と政策決定の過程
第9章 「直接民主主義」の時代の外交
第10章 日本に「戦略」はあるか

著者等紹介

河東哲夫[カワトウアキオ]
1947年、東京生まれ。70年東京大学教養学部を卒業後、外務省に入省。ハーバード大学大学院ソ連研究センター、モスクワ大学文学部での研修を経て、東欧課長、在スウェーデン大使館参事官、文化交流部審議官、在ボストン総領事、在ロシア大使館公使、在ウズベキスタン・タジキスタン特命全権大使などを歴任。日本政策投資銀行設備投資研究所上席主任研究員、東京大学客員教授、早稲田大学客員教授等を経て現在、「Japan‐World Trends」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヤギ郎

16
外交とは何か? 外交官は大使館で何をしているのか? 本省(霞が関)にいる時は? 国民から遠い存在である外交官について、著者の実体験をもとに語らっている一冊。そして、外交官の仕事から日本外交や国際社会について考えている。外交官に採用(任命)されてから、まずは言葉を覚え、海外で生活をできるようにする。自分と異なる人種や言葉が溢れている世界へ一人放り込まれるので、個人の高い能力を求められるのだろう。言葉に苦労したり、ソ連末期の様子を見たり、面白い。 2020/12/15

とある本棚

7
外交官って何をしているの?という方にぜひ読んでほしい一冊。外交官の仕事が多岐に渡り、各国との利害調整に日々心を砕いているのがよく分かる。類書と異なり、ODAや広報文化交流にも紙幅が割かれているのが特徴。SNSを含む世論と外交の関係にも触れられてる。2023/01/03

あおき

2
外交官が普段どんな仕事をどのようにしているか。という話。各国の歴史文化からくる外交の傾向などもあるらしく、面白かった。著者はソ連担当だったらしいがあちらは陰謀論や黒幕論に走りがちで、正面にいる交渉担当者ではなく、背後の黒幕を探してしまうとかなんとか。これを読むと、安保採決にかかってる労力は並々ならぬものがあったと思える2015/10/09

エドバーグ

1
政治は数だと看破していることが すがすがしい。確かレーニンも同じことを言っていたと思います。 また外務省が現地、日本でどのように仕事を進めているのか、等身大にリアルに語っています。個人能力に頼っている事がわかります。外務省ってどんな事しているの 外交ってなに?を 具体的に知りたいかたに推奨します。2016/05/16

吾輩は猫で名前は公開していない

0
外交官の仕事について等身大で丁寧に記述されている。 外交の現場というのは外からは見えづらく、あくまでも地味で、だけどそこにこそ面白さがあるのだろうと思う。2016/05/19

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