出版社内容情報
東欧課長、ボストン総領事、ロシア大使館公使などを歴任した元外交官の著者が外交の実態を描くと同時に外交の機微を論じる。
【著者紹介】
1947年東京生まれ。1970年東京大学教養学部卒、外務省入省。ハーバード大学大学院ソ連研究センター、モスクワ大学文学部などに留学。東欧課長、ボストン総領事、ロシア大使館公使、ウズベキスタン・タジキスタン大使などを歴任。2004年外務省を退職、日本政策投資銀行設備投資研究所を経て現在、フリーの評論家。日英中露の4カ国語で人気サイトjapan and world trendsを主宰。またメールマガジン「文明の万華鏡」を「まぐまぐ」から発行。著書に『ソ連社会は変わるか』『ソ連の試練』(いずれもサイマル出版会、筆名嵯峨冽)、『遥かなる大地』(草思社、筆名熊野洋)、『意味が解体する世界へ』『外交官の仕事』『米・中・ロシア 虚像に怯えるな』(いずれも草思社)、『ロシアにかける橋』(かまくら春秋社)など。
内容説明
外交官とは何する人ぞ?―外国語もできない普通の若者だった著者が「外交官」となり、モスクワ大学等での研修を経て、スウェーデン、ボストン、ロシア、ウズベキスタン・タジキスタンでの任務を経験するなかで学んだ“外交”の意義、外交官の交渉術、情報収集・分析力を語る。日本の外交政策の決定過程、世界から日本に向けられるまなざし―国家と国家のはざまに立つ外交官から見た、日本とは?世界とは?現在の日本外交の実像から、これからの「世界の中の日本」のあり方を問いかける。
目次
第1章 大使館とは何をしている(いない)ところなのか
第2章 日本の外交官はどうやってつくられているか
第3章 本国にいる時の外交官―陸に上がった魚?
第4章 日本が持っている情報
第5章 日本外交の資産としてのODA
第6章 「文化立国」?―外交の手段としての文化
第7章 外交官の人事
第8章 交渉と政策決定の過程
第9章 「直接民主主義」の時代の外交
第10章 日本に「戦略」はあるか
著者等紹介
河東哲夫[カワトウアキオ]
1947年、東京生まれ。70年東京大学教養学部を卒業後、外務省に入省。ハーバード大学大学院ソ連研究センター、モスクワ大学文学部での研修を経て、東欧課長、在スウェーデン大使館参事官、文化交流部審議官、在ボストン総領事、在ロシア大使館公使、在ウズベキスタン・タジキスタン特命全権大使などを歴任。日本政策投資銀行設備投資研究所上席主任研究員、東京大学客員教授、早稲田大学客員教授等を経て現在、「Japan‐World Trends」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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