草思社文庫<br> 戦争プロパガンダ10の法則

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草思社文庫
戦争プロパガンダ10の法則

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  • サイズ 文庫判/ページ数 200p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794221063
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0131

出版社内容情報

第一次大戦からアフガン空爆まで、あらゆる戦争に共通する正義捏造、自国正当化のからくりを気鋭の歴史学者が読み解く。戦争の見方を根底から揺るがす衝撃の書。

【著者紹介】
歴史学者。ブリュッセル自由大学歴史批評学教授。歴史批評を近代メディアに適用し、世論を特定の方向に誘導するからくりを体系的に分析してきた。著書に『Lettre ouverte ── la secte des adversaires des sectes (宗教団体を弾圧する団体への公開質問状)』。

内容説明

「われわれは戦争を望んでいるわけではない」「しかし敵側が一方的に戦争を望んだ」。いま世界のいたるところで飛び交っている主張である。当事国の双方がまったく同じ論理で相手を非難して自己を正当化する。両次世界大戦から冷戦、東欧でも中東でも、現在にいたるあらゆる紛争において流布され世論を操る、巧妙かつ効果的ともいえる手法である。ポンソンビー卿の古典的名著『戦時の嘘』の指摘をふまえて、こうした戦争プロパガンダの基本的なメカニズムを検証するのが本書である。当事国がメディアと結託して広める嘘に隠された真意を読み解く、メディアリテラシーを研ぎ澄ませる一冊。

目次

第1章 「われわれは戦争をしたくはない」
第2章 「しかし敵側が一方的に戦争を望んだ」
第3章 「敵の指導者は悪魔のような人間だ」
第4章 「われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う」
第5章 「われわれも意図せざる犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為におよんでいる」
第6章 「敵は卑劣な兵器や戦略を用いている」
第7章 「われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大」
第8章 「芸術家や知識人も正義の戦いを支持している」
第9章 「われわれの大義は神聖なものである」
第10章 「この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」

著者等紹介

モレリ,アンヌ[モレリ,アンヌ] [Morelli,Anne]
歴史学者。1948年ベルギー生まれ。ブリュッセル自由大学歴史批評学教授

永田千奈[ナガタチナ]
1967年、東京生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

110
1「われわれは戦争をしたくはない」2「しかし敵側が一方的に戦争を望んだ」3「敵の指導者は悪魔のような人間だ」4「われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う」5「われわれも意図せざる犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為におよんでいる」6「敵は卑劣な兵器や戦略を用いている」7「われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大」8「芸術家も知識人も正義の戦いを支持している」9「われわれの大義は神聖なものである」10「この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」の10項目。→2022/04/25

5 よういち

84
1928年にロンドンで出版されたアーサー・ポソビーの著書である『戦時の嘘』を下敷きにして、そこに記された"戦争プロガバンダ"を豊富な事例を挙げながら解明していった本である。◆正直、軽い衝撃を受け、参ったなという内容である。庶民もノホホンとせずに知っておくべきなんだろうね。戦争を始める直前に国家元首は必ず言う。『我々は戦争はしたくない』と。まずは平和を愛しているという見せかけである。1914年のフランスの動員発令の際にも、1915年のドイツ首相も『我々は決して戦争を望んでいない』と宣言している....2019/06/29

keroppi

79
原書は、2001年に書かれたものらしい。それなのに、ここで書かれている言葉を今も日々耳にしている。これまでの戦争で各国が語っていたことをまとめているのだが、今も全く同じことを各国が語っている。ロシアだけでなく、西側も。そして私たちも自分の耳にいいことだけを信じようとする。著者は、言う。「疑うのが我々の役目だ。」2022/08/06

たまきら

50
暗い気持ちで読み始める。同時に20年前に書かれたとは思えない。既視感を覚える。戦争プロパガンダが時を超えて普遍なせいだ。忙しい人は目次だけでも読んでほしい。それだけでも気づかされることがあると思う。「われわれは戦争をしたくはない」という1章から、10章「この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」まで、すべての見出しをすべての人が見聞きしたことがあるはずだ。そしていつの時代も若者が消費されていく…。この本はそのからくりを暴露してはくれているが、その先は示してくれない。宿題なのだと思ってじっと考えている。2022/11/21

100

47
国家からの、特に戦争にからむ情報発信に偽りが含まれている事は想像に難くない。更に、偽りがあからさまな情報発信ですら世に受け入れられてしまう。このようなプロパガンダの常態化は、批判の声を小さくさせ、あらゆる場面への拡がりを許す事になっている。これは新しい、指導者に必須の文法なのか…2024/08/14

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